ユノと私２ (ページ15)

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ことと場合によっちゃあ許しませんよ。
「なんって怒鳴ったんですか？」

Y「えっチャンミンそれ聞く？チャンミン怒らないでよ。俺だってなんであんなこと言って怒鳴ったんだろう？って後悔してるんだ。

ソンヒョンソンヒョンってそんなにソンヒョンが良ければソンヒョンと結婚すればいいだろ！勝手にしろ！！って怒鳴ったんだよ。」

「…………………
あり得ないです。付き合ってもいないのにただお見合いしただけなのにいきなり亭主面して、、、Aが可哀想すぎます。」

Y「でも泣かなかったんだよ。さすがだよ。でも険悪でAはお祖父さんに私はユンホさんとは、、って言いだすから焦ったよ。その場はお祖父さんが治めてくれたんだ。」

僕はAの芯の強さに感動した。
お祖父さんも余計なことするよなぁ。治めなくても険悪のままでお見合いが流れれば良かったのにと思ってしまう。

ヒョンの見合い相手がAじゃなければ快く祝福してるんだけど、、、、複雑だ！

おっヒョンがまだ何か言いたそうだ。聞くべきか聞かないべきか？
何か決定的なことを言われた折には僕は寝込みそうだ。そうだ話を変えよう。

「ヒョンそういえばさっきでてきたチョン家の精神ってなんですか？家訓ですか？」

僕は質問の選択を間違ったことをあとで知ることになる。後悔先に立たず！

Y「俺も今回初めて知ったんだ！お祖父さんもお父さんも知ってるんだ！チョン家の精神とは欲しい女は手に入れる！！だ」

なんだその精神は。まるで封建制度の時代だ。ナンセンス極まりない！でも少し惹かれるのは気のせい？僕もお父さんに聞いてみようかな？シム家の精神ってあるって？国語教師30数年のお父さんが言うかな？

Y「そのチョン家の精神に乗っ取ってお祖父さんが今日中にAとやってしまえって言うから、、Aはいい女だから他に取られないように絆を作れって命令されたんだ。」

僕は固まってしまった。聞くんじゃなかった！チョン家の精神！

「まさか、、、ヒョン？、、、、、」

Y「で昨日の夜に絆を作っちゃったよ。俺ってやるでしょ？やる時にはやるカリスマリーダーだしチョン家の長男だし！」

僕はガックリ肩を落として抜け殻になってしまった。もうヒョンの声は耳に入ってこない。

僕はスタートラインにも立てずに失恋した。

ただヒョンにざまぁみろ！と言える場面にでくわしたのが救いだった。