43 反省のギュライン 2 ページ45
ギュ「……よく考えてみろよ！Aを狙ってた奴らは多かったよ。俺も含めビジュアルがいけてる奴らがいっぱいだよ。普通だったら イケメンが誘ってるんだぜ。のるだろ？一回くらい断ったって。」
俺を含めってなんだよ。……まぁキュヒョンもイケメンだけど……。
ギュ「それに あの先生とは 何もないと思う。同志って感じだよ。A 色気振りまいてなかっただろ？どちらかと言うと 知的なクールさが勝ってるな。それでもって 美人だから 惹かれるんだよ！あの眼にもな。よく言うだろ。目は口程にものを言うってさ！」
「…………………」
僕は思い出した。
初めてあった時のナースとしての毅然とした態度。
打ち上げで 僕の誘いをハッキリ断った。
…………あぁ〜〜 楽屋で Aに嫌味を言った後にAからの応援の言葉に敗北感を感じたのは こういうことか……。
……真相は知らないが Aには酷いこと言った。謝るチャンスはあるかな？
ヒョンには謝罪の機会があるんだろうか？
便乗させてもらう？
楽屋での2人が悲しそうだったり 僕の胸が締め付けられる気がしたのは …………
「キュヒョン？どうしよう？僕もヒョンもAに酷いこと言ったんだ。」
ギュ「……………………酷いこと？」
「ヒョンは僕より前にAを見てたんだ。その時から好きだったみたい。寝込みを襲ってキスしたくらいだから。Aを抱いたのだって チョン家の精神って言ってるけど 自分が抱きたかったから そうしたんだよ。」
「……なのに…つまらない女って……A本人に言ったんだ。」
ギュ・ミノ「ヒョンが！！！」
ギュ「そんなこと言ったの？それも本人に？」
僕は頷いた。
「僕も昨日 楽屋で ヒョンに振られたんでしょ！自分の行動をよく考えろ！って言ったんだ……」
「なのにAはヒョンに弁解一つ言わなかったらしいし 僕にはライブカッコよかった。頑張ってくださいって言ってた。」
ギュ「ヒョンもお前も何してるんだ！……おっ！でも この展開は僕にとってはいいかも！僕がAに迫れるー。」
「キュヒョンが？……ダメだ！ヒョンはAにかなり未練があるから。」
「固そうなAがヒョンと寝たってことは Aだってヒョンが好きってことだから ダメ！」
ギュ「たとえ そうでも お前もヒョンもかなりAを傷つけてるから いくら好きでも そう簡単には信頼は取り戻せないでしょ！」
「………………。」
全く持って キュヒョンの言う通りだ。
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年2月7日 20時
