36 Y ページ37
A「違う？……何が？……」
A「……ユンホさん言ったじゃないですか？つまらない女って！…………ユンホさんも私の前の付き合ってた人達と同じ！」
「…………………………。」
A「ユンホさん ユンホさんは勘違いしてるだけです。お爺さん達から私のことを言われて……義務感からだと思います。」
A「私 今日は本当に体調が悪いので……私 休むので……すみません。」
Aはふらふらしながら寝室に入って行った。
俺は Aに何も言えなかった。
Aを傷つけてしまった後悔だけが残る。
先生も言ってたけど Aの信頼を取り戻せるかな？
でも 俺はAじゃないとダメなんだ！
俺は寝室に入った。
Aは服を脱いで 湿布を貼ろうとしていた。
肩だから うまく貼れないようだ。
「A かして。俺が貼るから。」
Aは慌てて 胸を隠した。
無言だ。
Aの肩周囲は紫色になっていた。
湿布を貼った。
でも、俺は肩よりも さっき チラッと見えたAの胸に反応する。
思わず 後ろから抱きしめた。
首筋 背中にキスした。
「A このままで聞いて。俺は祖父や父から言われたからAといるんじゃない。
父から 見合いのことを言われた時に俺は はっきり言ったよ。」
「好きな子がいる。まだ 付き合ってないけど結婚したい。って。それはAのことだよ。」
「俺はAのこととなると 余裕がなくなるんだ。本当はAを手放したくなかったんだ。だけど こんなに好きなのにって 裏切られた感じがしてどうしようもなかったんだ。Aの家で話した次の日にものすごく後悔したんだ。」
「今日 ライブが終わったあと 先生の所にいって話をしたんだ。Aは渡せないって言おうと思ってたのに…………事実を聞いたんだ。………………Aごめん。」
「Aのこと信じなくて……。」
「でもA？俺の前では さっきみたいに怒ったり 言いたいことを言って良いんだよ。…………泣いたって良いんだよ。」
A「…………私は…………私は……」
Aの肩が震えてた。
Aは泣けないんだ。今まで我慢ばっかりの辛い恋しかしてこなかったんだ。
俺は切なくなって Aを強く抱きしめた。
A「…………痛い…」
「あっ ごめん」
抱きしめる力を緩める。
Aの体は熱い。熱があるのかな？
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作者名：ここ
| 作成日時：2017年2月7日 20時
