295 YOU ページ45
彼にとって 私は抱いてもイマイチかもしれないけど 一応は私を求めてくれるから……
それが たとえ欲求不満からの行動だとしても
私は彼を抗うことはできない。
厳しくされたり 怒られたりしちゃうけど
私が彼を好きだから仕方ないかな……
私は また実家に帰り
彼はツアーに行った。
今は この距離感でいいのかも……
私は気分が軽くなったのもあって
イルさんともよりいろんな会話をして
仕事が円滑に進むようにした。
イルさんと一緒にいる時間が多くなって
まあ 仲良くなり 遅くなった時は
送ってくれたりもした。
イルさんとの仕事も終わり
私はウォルとマンションに帰って
生活している。
ある時 ウォルを迎えに行く途中に
偶然 イルさんに会って 食事をと言われた。
ウォルも小さいから断ったが
イルさんのペースに持って行かれて
結局は食事に行った。
イルさんはウォルにとても優しく接してくれ
ウォルも最初だけ 人見知りの様な感じだったが
すぐに慣れて 彼の隣にずっといる。
IL「ウォルちゃんは僕 好き？」
WL「好き。」
IL「お父さんは好き？」
WL「大好き。」
IL「そっか……じゃあ お父さんじゃない人では 僕が一番？」
WL「マミー…………ウォン」
IL「そっか……お母さんが大好きなんだ。でも ウォンって？」
「あっ……夫の友達です。ウォルを可愛がってくれるんです。」
IL「そうなんだ……ウォルちゃん？ ウォンと僕はどっち好き？」
WL「………………」
IL「あっ ごめん ごめん。ウォルちゃんを困らせちゃったね。僕はウォルちゃんが大好きだよ。」
「この子は大らかな子で仲良しが多いんですよ。親バカですけど 頭いいって思っちゃったり……かわいいし……」
IL「うん。見てわかるよ。ウォルちゃんは旦那さんに似てるの？」
「はい。ソックリなんです。」
IL「そうだよな…………ソックリ……」
「えっ？……」
IL「いや なんでもない。…………ウォルちゃん？ ウォルちゃんの大っきな目に僕は映ってるかな？」
イルさんはウォルを抱っこして
ウォルの目を覗き混んだ。
ウォルは より 目を大っきくして
驚いている。
その顔が可愛すぎて
イルさんはウォルにポッポしまくるが
ウォルは嫌がってない。
私達は楽しい時間を過ごした。
個室をでた所でウォルが誰かを見つけたようで
WL「ウォン…」
と言って 男性に飛びついた。
SW「あれ？ ウォラ？ どうしたの？」
シウォンさんは私に気づいたが
隣のイルさんをみて 驚いていた。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年11月7日 1時
