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279 YOU ページ29

彼がウォルを寝かしつけている時に
私の部屋でヒチョルさんに電話した。

「Aです。」

HC「昨日は悪かった。……用事があったのに……」

「用事?」

HC「用事を思い出しみたいで帰ったって。」

「…………用事なんかなかったです。帰ってほしいって言われました。料理する人を頼んでるって。」

HC「えっ? …………」

「ヒチョルさん。頼んでる人がいるのに 何故私を呼んだんですか? ワザとですか?」

HC「俺は頼んでない。だけど気をきかせたんだ。悪気はないから……」

「悪気がないのに……彼女を呼んでる。」

HC「………………会ったのか?」

「いいえ。とにかく早く帰ってほしいって言われて……玄関をでたらエレベーターがつきそうだから階段に隠れたら ヒチョルさんのグループの人たちと彼女がいました。」

HC「……………………」

「彼女はヒチョルさんの知り合いでしたよね? だったらグループの人たちとも仲がいいですよね? この間 一緒に出かけたシウォンさんも一緒にいました。」

HC「……………………」

「ヒチョルさんも ひょっとして私に悪い感情があるんじゃないですか?だから……」

HC「そんなこと思ってないし……だから なんなんだ?」

「だから……私が嫌がるような……彼は彼女とお似合いってことを遠回しに私にしてます?」

HC「お前……俺はそんなことしない。お前こそ 俺をそんな風に見てるのか?」

「…………私はヒチョルさんのことはわかりませんから。ヒチョルさんは私のことを知ってますよね?私達がなんで結婚したか…ウォルのことも……彼と彼女のことも…………私のことを笑ってもいいですから。」

HC「そんなことを言うな!」

「さっき 彼から失礼な態度をとるなって怒られました。でも……私をバカにしてるのは そっちじゃないですか?」

HC「……誰のこと言ってるんだ? 仲間のことを言ってるのか? 仲間のことを悪く言うな。」

「すみません。…………いつも悪いのは私なんです。彼から怒られるのも 人から注意されるのも。」

HC「……………………」

「もう 構わないでくれますか? 私もこれ以上 酷いことはいいたくないですから……あっ

CM「お前! 何言ってるんだ! やめろ! 携帯をかせ!」

HC「チャミナ やめろ! 嫁を怒るな!」

CM「ヒョン? 一旦切ります。すみません。」


後ろから肩をつかまれたと思ったら
彼の大きな声で怒られて
携帯を取り上げられた。

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作者名:ここ | 作成日時:2018年11月7日 1時

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