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271 YOU ページ21

ヒチョルさん……
なんだか おもしろい。

彼やユノさんやシウォンさんと違う。
そりゃそうなんだけど……


それよか お料理をしないと
ウチ飲み会みたいだけど……

簡単につまめるものとか
お腹が空いている人もいると思うから
おかずのような カルビの煮物とか……
サラダとか……

煮物から始めた。
味をととのえてから じっくりと煮込めばOK。

忘れ物に気づいて
ヒチョルさんが買いに行くって。

たぶん ヒチョルさんでも わかるものだからと思って 買い物を頼んだ。

料理をしていると
誰かきたみたい。

モニターをみると
知ってる顔だ……

レジ袋を数個持った ウニョクさんだった。

私はちょっと不安を感じたけど
解錠した。


EH「ヒョン! 早く開けてくれないと!」

私はバツの悪さを感じながら

「ヒチョルさんは……

EH「えっ? なんでいるの?」

ウニョクさんは私を見ると
目を見開いて驚いて
私の言葉を遮って話しだした。

「お料理を頼まれたので…………」

EH「えっーー……ちょっと困るんだけど……」

「はあ…………」

EH「………………ヒョンは?」

「買い忘れたものを買いに行かれました。」

EH「………………悪いけど……帰ってくれない?」

「えっ?」

EH「料理してくれる人を頼んでるから。」

「…………じゃあ 一緒に作れば早くすみますし…」

ウニョクさんは舌打ちして

EH「あの……察してほしいんだけど…………俺ら芸能人だし…会ってほしくないんだ。」

「………………はあ……」

EH「……だから この前 言ったでしょ? こういう集まりには来ない方がいいって……」

「すみません。…………でも 頼まれたから…」

EH「断ればいいじゃん。……もう いいから とにかく帰ってほしい。」

「わかりました。……あっ 煮物はもうできてますから……」

EH「早く帰ってくれないと 来ちゃうから! 早く!」


私は荷物をまとめて 玄関を出た。

エレベーターを見たら
もうすぐ この階に着く。

私は慌てて 階段の方に向かった。
階段の影に隠れたのと同じくらいに
エレベーターが着いて人が降りてきた。


見たことある顔に シウォンさんもいた。

その中に…………





彼女もいた。




彼女は彼等と仲がいいみたいで
みんなと笑顔で喋りながらいた。

彼女はレジ袋を2つくらい持っていて……




私は なんとなく わかった。


ウニョクさんが料理を頼んだ人は彼女で

ウニョクさんは彼女が好きだったって……

私のせいで彼女が辛い立場だって……

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作者名:ここ | 作成日時:2018年11月7日 1時

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