129 YOU ページ29
ホント！！
デリカシーがない！
お風呂入ってるのわかってるのに
なんで入ってくるの？
信じらんない！
彼にとったら 女性の裸なんて どうってことないかもしれないけど……
私は……
私は……
好きな彼から……女性って見られてなくて……
スキンシップもなく
手さえ握ったことなんかない人に裸を見られるなんて……
体のラインだって変わってるのに……
恥ずかしいに決まってるじゃん。
なんで…わかってくれないんだろう？
結局 ケンカしちゃって……
彼の本心をまた一つ聞くことになってしまって……
��頑固なとこが嫌なんだ。
男に頼らないのも可愛げがない！"
自分が最初に言ったじゃん……
家族団欒はない。
仮面夫婦でいい。
経済は別。
って……
嫌われてる
タイプじゃないって知ってるのに
頼れない。
ウォルが産まれそうな時に
不安で電話かけたけど……
頼らせてくれなかったじゃん……
今更 そんなことを言うなんて……
酷すぎる。
好きだけど……
大っ嫌いだから！
私は自分の部屋で泣いた。
いつの間に眠ったみたい……
アレッ？
ウォルが泣いてる。
彼がウォルが泣き止まないって……
たぶん 母乳が欲しいみたい。
それは彼にもわかってたみたい。
彼に背を向けて 母乳をあげてると
彼が力なげに 俺のこと嫌い？って聞いてきた。
私は嫌いじゃないって答えると
彼が ごめんって……
私はその言葉には何も返さなかった。
？ ？ ？
ウォルがいつまでもクズってる。
えっ……
でてないのかなぁ？
あーー
でなくなっちゃった……
彼もウォルがいつまでもくずってるから 心配してる。
私が母乳がでないっていうと……
見せろ！って…
みてどうするつもり？
ヤダって言ったけど……
強引に私の胸を見て
触ったり……
摘んだり……
吸ったり……
吸ったりときにはビックリしたのと……
ちょっと変な気分になりそうになってしまって……
彼自身も母乳がでないと分かると
私の胸を見ながら腕組みして考えている。
もう……私……恥ずかしい。
彼に声をかけると
彼が慌てちゃって……
何かいいながら部屋をでて行った。
ご飯って聞こえたから 作れってことだとわかった。
ウォルを寝かせて
朝食を作った。
一緒に食べながら
CM「ウォル……どうする？」
「離乳食を少し多めにあげてみる。」
CM「うん…………………………A？」
「何？…………」
CM「……………………なんでもない。」
彼は仕事に行った。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月24日 20時
