116 CM ページ16
また Aが変なことを言い出した。
俺に友達や女の子と飲みに行けって。
意味がわかんねー。
何考えてんだろ……
挙げ句の果てに
��好きな人や気になる人ができたら自由にしていいから��って……
何か考えてる。
絶対に
ウォルの隣でAがくるのを待った。
俺がいつも先に寝てるから Aが寝てるか知らない。
でも 俺がグッスリ眠れてるから 一緒に寝てるはずだが 一応 確認した。
ベッドの端で寝てるって言ってる。
だったら それでいい。
Aが俺を変だと言うから Aが変なことを言うからだと言うと変な意味で言ってないって……
俺より先に寝たよ……
俺は また なんだか心配になってきた。
ウォルを見たり Aを見たり……
眠れねー。
明日はドラマの撮影なのに……
寝不足なの顔でいくのかよ……
確か……キスシーンがあったような？
よしっ！
これしかない。
Aをバックハグした。
脚も巻き込んだ。
悪く言えば……羽交い締め。
これで簡単に逃げだせないだろう。
あー
なんか……
いい匂い。
あのベッドの匂いだ。
Aの匂いを嗅いでいたら
いつの間にか眠ってしまった。
なんか言ってる……
聞こえてる……
何？
ウォルが泣いてる？
………………
えーーー
ウォルが泣いてるって！
飛び起きて ウォルをあやす。
よし！
お父さんがミルクを飲ませてあげる。
ウォルは思いのほか ミルクを嫌がらずに飲んだ。
なんだ……
俺って……やるじゃん！
時々 あげてみようかな…。
ウォル……
かわいいなぁ……
世の中の親って みんな 俺と同じかな？
いいや！
ウォルが特別かわいいからさ。
俺は幸福感にどっぷり浸っていたのに
俺の髭が…………
ウォルが泣いちゃって……
俺って……
父親失格？
ものすごくショック。。。
そんな俺でも 仕事に行けばしっかりするんだ。
今日はキスシーンもあるから
相手役が不機嫌にならないように気を使うんだ。
ラブシーンは慎重になる。
見てるのとやるのでは雲泥の差がある。
やっと撮影が終わったが
Aが変なことを相談するために
ヒチョルヒョンに連絡した。
ヒョンは二つ返事でOKだった。
何故 ヒチョルヒョンに相談したかと言うと
俺とAのことを知っているのは
ヒチョルヒョンだから。
キュヒョンは兵役中だし
ヒチョルヒョンはAと直接話をしたこともあるしAをイメージしやすいと思ったから。
Aには飲みに行く連絡をちゃんとした。
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月24日 20時
