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車で行ってるから時間がかかる。
おまけに船だし。
ウォルとAは元気かな……
病院でジヒョンとのことを見たんだろうか？
病院に来たのに俺の所に来ないで帰ったってことは……
やっぱり……見た？
ジヒョンとああした理由を言わなきゃ。
許してもらうっていうより
だいたい出て行った理由がわからないし
俺の言い分だってあるから。
とは言っても…………
ヒチョルヒョンから言われたことも
最もな部分もあるから
頭ごなしに言うのはやめておこう。
ウォルと何ヶ月も会ってない気がする。
早く会いたいなぁ……
Aは…………
俺をどう思ってるんだろう？
怒ってる？
普段からAが俺をどう思ってるのかを知らない。
ユノヒョンのことは聞いたんだ。
兄弟子って……聞いたんだ。
微妙な俺の勘違いもあったようだけど………
上手く話をしないと
帰らないって言いかねない。
Aは頑固だから……
もうすぐ済州島に着く。
飛行機で行こうと思ってたから
時間がかかってしまい
ヒチョルヒョンに教えてもらった市場に
間に合うか心配だ。
なんとか探し出した。
コーヒー屋でインスタントコーヒーを飲みながらAがくるのを待った。
前の店にある 可愛いウォルの写真も見つけた。
時間も経つが……
チッ……
A……来ないじゃないか……
どうするか……
確か弟のとこだって言ってたな……
名前……なんだっけ？
結婚式であったきりだ。
名前…………
弟の名前を考えていたら
女「ちょっと……にいちゃん。あんた 見ない顔だね？」
「えぇ…………今日 来ました。」
女「ふーん……ひょっとして にいちゃんもあの赤ちゃんの母親を見に来たのかい？」
「えぇ……まぁ…」
女「やっぱり そうかい。……あの子はダメなんだよ。」
「はあ………ダメですか？」
女「あの子は死んだ旦那が好きなんだ。忘れられない男がいる女はダメだよ。忘れ形見までいるんだから。」
「………………死んだ旦那を好きって言ったんですか？」
女「…………あんた！ 野暮なことを聴くもんじゃないよ。旦那のことを話すあの子を見ればわかるんだよ。」
「……そうなんですか…………旦那は何故死んだんですか？」
女「死んだ理由ねぇ？………なんだろうね？」
「ホントに死んだんですか。」
女「さあ？…………でもさ 赤ん坊を連れて弟を頼って済州島に来たんだ。理由はあったに違いないさぁ。」
「……………はあ………」
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作者名：ここ
| 作成日時：2018年7月24日 20時
