ユノと私 (ページ17)

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全羅道のホテルで会食か。14時か。
やる気なし。
Aちゃんはどうしてるかな？

時々チャンミンに聞いてみるが怒られてる。

CM「ヒョンのせいでしょ？寝込みを襲うなんて、、、僕はまだ怒ってますから」

う～ん困った。
ヨナの件。
Aちゃんのこと。
お見合いのこと。
チャンミンが怒ってること。

今回のお見合いの話がチャンミンにバレたらまた怒られそう。
あ～八方塞がりだ。

・・・・・
一つずつ片付けるか。

僕は午後の気だるさの中眠気と戦いなが両親とホテルに来た。

案内された部屋にはすでにあちらの方々がいらっしゃった。
軽く会釈をして席に着いた。

ボーッとしてるから相手の顔なんか見てない。
僕の父は日本語ができる。あちらのお父さんも韓国語ができるらしい。何か話が弾んでるようだ。

さっきから視線を感じるが無視。
早く食べて早く帰ろう。
そんなことを考えてると父から自己紹介をしなさいと言われた。

僕はわざと相手を見ずあちらの両親に向かって自己紹介をした。

ユノ「初めまして。チョン・ユンホです。僕は東方神起というグループで活動しています。仕事柄日本に行くことも多いです。本日はわざわざ韓国まできていただきまたお時間を作っていただきありがとうございました。」

無難な挨拶。あちらの両親は何やら喜んでいるのか始終和かだ。

○「初めまして。私はAと申します。看護師をしています。今日はお招き頂きありがとうございました。御期待に添えるかどうかわかりませんが今日韓国に来れたこと嬉しく思います。」

僕は名前を言われた時彼女を見た。
Aちゃん！あんなに会いたかったAちゃん。
僕は彼女をガン見したけど彼女は視線を合わさず話をしている。彼女の後の話は全然耳に入って来なかった。

彼女をこっちを向かせる方法を考えた。
君好きのメロディが頭をよぎる。

いやいや今は歌ってる場合ではない。

思わず韓国語で「キスしたAちゃん久しぶり！」
キスはポッポと言わずキスという言葉を使った。

お互いの両親は一瞬静まりかえった。
Aちゃんは1人怪訝そうな顔をした。
そうだろ。Aちゃんは知らないし。寝込みを襲ってキスしたこと。
誰1人笑っていない場で僕は1人ニヤニヤしてた。

場の雰囲気を戻すため僕の父が言葉を発しようとした時