危ない所 ページ4
それから私を運んでくれた人、ゾムに
事の経緯を教えてもらった
彼が言うには
Zm「彼処の森は"禁忌の森"言うて
魔物が集まる場所で最悪ﾀﾋぬ可能性もあったんやぞ。
まあ奇跡的に助かったけどな！」
と、相当危ないところにいたみたいだ
その話を一緒に聞いていたペ神は
私のことをジト目で見てくる
すいませんでした…
神side
「で、何か言う事は？」
A「…ｱﾘﾏｾﾝ」
見ての通り説教をしている
前の話であの禁忌の森に入ったと知った瞬間
此奴は目を離したら色々とヤバい子だと認識した
ゾムも一緒になって説教をしている
Zm「ほんとに分かったか？」
A「分かったから！反省してるから！」
と子供みたいな会話に笑っていると
インカムの繋がる音がした
Rb＜こちら"ロボロ">
「おーどうした〜？あ、もしかして掘らr((」
Rb＜ちゃうわ！！はぁ…＞
「冗談だって〜wで、要件は？」
Rb＜グルッぺンが会議するから集合しろだと。
因みにそこの子も一緒にやって＞
「りょーかい、すぐ向かうね」
そう言ってインカムを切る
前を見ると不思議そうに此方を見ているAとゾム
二人に先程の会話の内容を話すと
Aは二つ返事で承諾してくれた
「Aちゃん、怖かったりしたら俺かゾムに
言うんだよ」
A「分かった」
Zm「なんだったら俺と一緒にいるか！」
A「いや、だとしたらペ神の方がいいわ」
なんて雑談をしながら会議室までの道を歩く
たまに此方を見てはコソコソと話すメイドがいたが
ゾムのお陰でそれ以上のことはなかった
A「陰口とかつまらんことするんだね」
「あれ、気づいてたの？」
A「逆に気づかんとか有り得んわw」
そう言いながら笑うA
その姿に俺とゾムは驚いた
なんせ今迄見た笑顔の中で1番と言っていい程
邪悪な笑顔だったからだ
「ヤバい子認識は間違ってなかったなぁ…」
Zm「俺、此奴拾って良かったんか？」
と聞こえないぐらいの小さな声で
そう呟いたのだった
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作者名：こーな | 作成日時：2024年3月3日 12時
