第52話 失格？ ページ4
『・・・。』
試験が始まって、もう45分になる。
そして受験者も、半分近くに減っている。
おそらくナルトは、最後の10問目に全てを懸けるだろう。
あの9問の問題をナルトが解けるはずがないのだから。
そして、時計の秒針が12を指した時、イビキは口を開く。
イ「よし！これから第10問目を出題する！」
『・・・。』
10問目。
これで全てが決まる。
Aは顔を上げて、イビキの方を見る。
自然と拳に力が入る。
イ「・・その前にひとつ。最終問題について、ちょっとしたルールを追加させてもらう。」
その時、後ろの扉が開いた。
入ってきたのはカンクロウ。
イ「座れ。」
カンクロウは大人しく従う。
席に戻る途中、カンクロウが、あの時一緒にいた砂の女に何かをしていたのが見えたが、何かはわからなかった。
イ「では説明しよう。これは、絶望的なルールだ。」
下忍達は息を呑む。
イ「まず、お前らにはこの10問目の試験を受けるか受けないかを選んでもらう。」
教室中がざわめく。
？「もし10問目の問題を受けなかったらどうなるの！？」
砂の女が叫ぶように訊く。
イ「受けないを選べば、その時点でその者の持ち点は0になる。つまり失格だ。」
イビキの答えに下忍達が言い返す声が飛び交う。
イ「そして、もうひとつのルール。
受けるを選び正解できなかった場合、その者については・・・
今後永久に中忍試験の受験資格を剥奪する！」
『うわぁ・・サディストー・・・』
皆が驚愕する中、一人だけドン引きするA。
キ「んなバカなルールがあるか！現に此処には中忍試験を何度か受験している奴だっているはずだ！」
イビキは不気味に笑い、キバを含む全員を鋭く睨む。
イ「運が悪いんだよお前ら。今年はこの俺がルールだ。」
『・・・。』
イ「では始めよう。
この第10問目、受けない者は手を挙げろ。」
その言葉に、今後中忍になれないことを恐れた者達が、次々と手を挙げる。
受けるか受けないか。
受けるを選べば、最悪、もう中忍になれることはない。
受けないを選べば、また来年も試験を受けられ、最悪な展開は逃れる。
だが、そんなものを選べば、第七班を信じてるカカシを裏切ることになる。
いや、なによりもナルトが・・・
『！！』
Aは目を見開く。
Aの視線の先には、手を挙げているナルトの姿があった。
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違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
0 - 今更…ですけど面白い作品だったので続きが気になります！！ (2020年5月28日 5時) (
レス) id: 56dd3235bb (このIDを非表示/違反報告)
ほろろ(プロフ) - 面白いです！楽しみにしてます！ (2017年7月13日 19時) (レス) id: 61132168c1 (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - 不知火神無さん» ありがとうございます！残り2週間もないのに、まだ宿題8割以上終わってません…(汗) 一年も放置して申し訳ないです。お互い頑張りましょうね！ (2016年8月22日 14時) (レス) id: d8a9357a87 (このIDを非表示/違反報告)
不知火神無(プロフ) - そんなことはありません！？夏休みとかは宿題とかが大変ですもんね！分かります。私も終わってませんもん、作文とか作文とか作文とかが!？気長に待ちますよー。熱中症大丈夫でしたか？自分のペースでやるのが一番ですよ！(�燿泛燿洵�) (2016年8月22日 14時) (レス) id: 17e08586fe (このIDを非表示/違反報告)
風丸 マナミ(プロフ) - 続編おめでとうございます！主人公、鈍感でナルト達にも愛されてますね！男女からももっと好かれてほしい！純粋な主人公を守ってるナルト達。シカマルやネジに暁や大蛇丸とも絡んでほしい。モテ愛され希望でs((ヒナタは主人公を大切なんですね。黒かった← (2015年9月2日 6時) (レス) id: 34b4870df1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いろは | 作成日時：2015年8月23日 12時
