猫と青葉城西高校。《後》 ページ10
「おい、お前ら。
練習も始めずに集まって何してんだ。」
「あっ!岩ちゃん!
見て見て！」
にゃー
「猫、がどうした。」
「どうした。じゃないよ!
めっちゃ可愛くない?!」
「まぁ、そうだな。」
「なんでそんなにテンション低いのさ。」
「いや、なんかこの猫あざといと思ってな。」
「や、そこがいいんじゃん!」
ごろごろ。。
「ね、可愛い。」
「…おう。」
なんかつんつん頭からの視線が痛い。
「めっちゃ飼いたいんだけど!
ねぇ、この猫ちゃん野良猫だよね?」
「確かに首輪は付いてねぇな。」
「飼おうよー」
「俺も飼いたい!」
「俺も。」
「まっつんとまっきー…！」
「おい、それって部活で飼うのか?」
「もちろん!」
「そうか。まぁ、俺もいいと思うぞ」
「やっぱ?!副部長の岩ちゃんが言うなら大丈夫だよね」
なんか、飼うとか飼わないとか会議してる…
僕まだ野良猫してたいんだけどな…
「まぁ、とりあえず名前決めよ!」
「たま、とかは?」
「まっきーそれ普通すぎ!却下!」
「じゃあ、ぶち」
「まっつんのも普通かな…」
「クレオパトラは?」
「国見ちゃんいきなり突発的!
呼びづらいから却下ね!」
「みっつ、とかどうですか?
毛の色が3色あるからみっつ。」
「金田一のいいね!採用！」
(((採用の基準が分からねえ)))
「猫ちゃん!君は今日からみっつだよ!」
にゃ?
なんかまた名前つけられた…
まぁ、うによりはセンスあるかも。。。
まぁ、どっちもどっちだけど。
「今日からよろし……」
「おーい!練習始めるぞ!!」
「げっ、溝口くん…」
「げっ、ってなんだ。げっ、て。」
んにゃーお
「どうした、この猫?」
「えっと、この学校に迷い込んだ子みたいで。」
「んで、この子を男バレで飼おうって話が出てて──」
「それは駄目だ。」
「えっ、やっぱり?」
「及川、やっぱりって飼うの諦めてたのか。」
「いや、よく考えたらみっつのご飯とかのお金部費から出るはずないよなーって…」
「「「まぁ、そうだよな。」」」
人が1人増えて、話合ってる。
お、この流れは飼われなくていい感じかな…?
ってそろそろお日様が沈む頃じゃん。
たたっ。
「あっ、みっつ!またねー!!」
後ろからそういう声がたくさん聞こえた
ちょっとだけ疲れた
けど楽しかったなと思いながらまた風をかき分けながら帰った
─────猫と青葉城西高校。《後》
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こっく(プロフ) - 天使のパンツさん» コメントありがとうございます！がんばります!!(*´`) (2016年6月19日 21時) (
レス) id: 75825ba0e4 (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - めっちゃ面白かったです!!すごい和みました!!これからも更新されるの待ってます!!更新頑張ってください!!応援してます(*´∀`*) (2016年6月19日 21時) (レス) id: 2a5cb7144b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっく | 作成日時：2016年2月21日 19時
