猫と高校生。 ページ13
「うに、今日はマグロ缶だぞ!」
ふんふん
僕は久しぶりのマグロ缶の匂いを楽しんでから食べ始める
「そういえば、最近お前のおかげで高校生がすごく来るようになったんだぞ。」
そうなの…?
興味ないけど。
愛しのマグロ缶を食べ終えると欠伸をする
ご飯を食べて、暇になったから日当たりのいい所に座ってくつろぐ体勢をとる
お日様がいい感じに沈み始めた頃、
制服を着た高校生が絶え間なく坂ノ下商店にやってくる
そして、
「可愛い〜!」
「確か、うにっていう名前だったよね?」
「そうそう!癒される〜」
といって写真を撮られる。
あれ、烏養の言う通り若い女の子が多いな…
ときどき男も来るけど。
で、その人達は僕を写真に収めたり撫でたりした後坂ノ下商店で買い物をして帰っていく
だから烏養はあんなに嬉しそうだったのか…
そうしているとだんだん暗くなってくる
僕は高校生を見ると若いな、とか元気だな、と思う
でも、ときどき表情が曇っていて元気のない子も来たりする
そんな子を見て僕はいつも話を聞いて、足元をくるくる回ったり、撫でてくれたときに手にすりすりしたりする
やっぱり、若くても悩みは尽きないよなって思いながら猫の生かせる最大限の愛嬌を使う
すると表情が柔らかくなったり大抵元気になってくれるから僕は嬉しい
そんなこんなで高校生との交流は飽きないから好きだ
別に若い人が特別好きって訳じゃないんだけどね。うん。
まぁ、今日も坂ノ下商店は賑わっていておかげで僕は飽き飽きしない日々を過ごしている。
──────猫と高校生。
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こっく(プロフ) - 天使のパンツさん» コメントありがとうございます！がんばります!!(*´`) (2016年6月19日 21時) (
レス) id: 75825ba0e4 (このIDを非表示/違反報告)
天使のパンツ - めっちゃ面白かったです!!すごい和みました!!これからも更新されるの待ってます!!更新頑張ってください!!応援してます(*´∀`*) (2016年6月19日 21時) (レス) id: 2a5cb7144b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こっく | 作成日時：2016年2月21日 19時
