検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:15,358 hit

52 ページ6

橙子side




あの日、私たちは 美藍に図書館へ呼び出された。





美藍は まさに女王様のような人。



でも美人で 大人受けは悪いけれど男子に好かれて、女子には怖がられている。

だから結局は みんな美藍の言いなりになってしまう。









か「全く、美藍ったらわざわざ図書館に呼び出して何のようなのよ」



うちの学校の図書室は校舎とは別の塔だから 図書館へ来るのは微妙に面倒。




紫「さぁね、どうせ大したことないだろうけど。あの子の相談とか下らないもんばっかりなんだから。」




美藍にかや乃と紫月は嫌気がさしているけれど



私はなんとなく縁を切る気にはならない。








か「ま、テキトーに そうだね、そうだねって言っとけばいいのよ」









ガラッ


バンッ







橙「どうしたの?」




かや乃ちゃんは開けた扉をすぐに締めてしまった。




か「まって、そんなわけないよね、ありえないよ!」


紫「どうしたの!?落ち着いて!」









明らかに取り乱してるかや乃ちゃん。



図書館に何があるっていうの?









ガラッ


えッ!?







橙「な、なにこれ……み、美藍?」








美藍が………宙に浮いている。



いや、そうじゃない…………



















美藍の体に軽く触れると 体ごとこちらを向いた。





橙「ひっ………」

か「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」


紫「ど、どういうこと!美藍!悪ふざけはやめて!」


橙「み、みらッ美藍……」









私たち3人、誰も美藍が悪ふざけをしているわけではないことはすぐに分かった。









美藍の顔は



















生きてる人間の顔じゃない……………

53→←51



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定タグ:Hey!Say!JUMP , ホラー   
作品ジャンル:ホラー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

愛姫(プロフ) - 手紙読んで泣きそうになりました。美藍が残したたて読みの伊野尾くんへの最後の言葉感動しました! (2017年1月21日 21時) (レス) id: ef44cc52c1 (このIDを非表示/違反報告)
柚音(プロフ) - 私も手紙泣きそうになりました。 (2016年10月23日 15時) (レス) id: b9d49bac7f (このIDを非表示/違反報告)
いのあり - 手紙ちょっと泣きそうになっちゃいました。たて読みなんですよね? (2016年9月16日 23時) (レス) id: 4248b8f280 (このIDを非表示/違反報告)
ると、 - 早く続きが見たいです (2016年8月3日 22時) (レス) id: 403c16b66d (このIDを非表示/違反報告)
ココ - 美藍ちゃんの手紙が全然わからないです!(´πωπ`*) (2016年7月5日 21時) (レス) id: 62b70efd91 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆう苺 | 作成日時:2016年3月16日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。