海月ちゃんは，不思議ちゃん。

海月が十一匹 ページ11

清水side

『ｸﾞｽｯ…』









泣かないって決めたのに…









話したら泣いてしまった…









仁花ちゃんも今まで溜めてたものを出すように泣いていた。









涙を止めなくちゃ。







無理やり涙を止めようとしたら，









暖かいものが体を包んだ。









Aちゃんだ…









私と仁花ちゃんを包んでる。







『清水ちゃん。谷地ちゃん。よく我慢してたね。そして話してくれてありがとうございます。我慢しなくていいよ。』









その言葉に甘えてしまって…









清水「ｸﾞｽｯ…」









谷地「うわぁぁん…」









Aちゃんの胸を借りてしまった…









￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣少しして￣￣￣￣


清水「Aちゃんごめんn『ごめんじゃなくてありがとう。』え？」









『ごめんよりもありがとうが聞きたいな』ﾆｺ






私と仁花ちゃんは顔を会わせ，声を合わせて言った。









「「ありがとう！」」








『どういたしまして！』ﾆｺ









Aちゃんは不思議な人だ。







Aちゃんにならつい話してしまう。









一体何者なんだろう…

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