7人の旦那(候補)

六話 可愛いあいつ ページ8

YGside

人が気持ちよく寝ようとしてんのにうるせえなぁ…






ガラッ






「ユンギさんやんナムジュナとホソクは！？」
YG「なんで残念そうにしてんだよ」
「私は2人に会いに来たん」
YG「あいつらは今仕事中。てことで俺でいいだろ」
「組のもんが仕事しとんのに頭は昼寝か」
YG「さっきまでしてて疲れたんだよそんな蔑むような目で見んなって本当だから」








最近和睦した組のとこの娘
顔は可愛いのに口が悪くて強気なとこが気に入ってる




でもいまだにこうやって警戒されてんだけど


可愛いから全然いい







「2人どこおんの」
YG「だから仕事」






どうしてもあいつらには勝てないらしい

すると襖に人影が




　


　








「失礼しま、…Aお嬢さん来てたんですか」
「ナムジュナー！」
NM「また出てきたんでしょう。テヒョンアから聞きましたよ」



「おいナムジュナー…あ、お嬢！どうしたんですー？」








うちの若頭のナムジュナとホソク
Aはこの2人に懐いてる









あーーーーー俺も抱きつかれてみたい



それが伝わったのか知らんけどナムジュナがAを引きはがした









NM「…今回はどうしたんです」
YG「おーそういやジニヒョンから連絡あったな。どうしたんだよ」




唇を突き出してあからさまに拗ねたような顔をしている









「…今日ね、あいつらとご飯食べててジミナと私は急がないかんかったから先帰ろうとしたら『友達はいないのに男はおる』って言われて…」
HS「あらら、喧嘩売られたの」
「うん、とりあえず話せんくなるくらいまでにはしたんやけど」







女のくせに腕っぷしが強いのもまたいい
けどどこに怒る要素があるんだ？




　


　

　
　

「んで授業さぼって帰ってジンさんにバカにされて、そしたらジミナたちもまた言ってきた…」
YG「可愛いなあお前」
「うるさい私やって友達ほしいわ」
YG「別に友達なんていらなくねえか？」
NM「組長、」
「……欲しいんよ」
HS「お嬢…」


　
　


　








多分こいつは分かってんだと思う








自分が1番わかってるはずなんだよ








口ではこう言うのに作らない理由も









　



　









　

　

　
自分と関われば危険にさらされる
もし友達ができたとしてもそいつは狙われる可能性がある





優しいもんなお前は

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