7人の旦那(候補)

四話 私悪くないねんな ページ5

私の特等席の屋上




誰も来ないで1人で静かにジンさんのお弁当を食べれる

はずが








JK「俺の卵焼き入ってない！なんで！」
JM「あーおいし」
TH「もらったやつ食べんのグク」
JK「えー、一旦見てから考える」
「私の至福のひと時が…」






この3人はなぜか私がどこにいてもこうして邪魔してくる
1人で入れるの昼休みだけやのに…



あ、三食弁当おいし







「ん？なんその弁当」



グクの前に開かれたもうまさに女の子が作りましたって感じの可愛らしいお弁当








JK「クラスの女の子がくれたけど名前忘れた」
JM「しかもブス」
TH「化粧してたんだけどねえ」
「お前らほんまに最低やなそして自慢か」
JK「あ〜お嬢は友達いなかったね！」
TH「いいでしょ俺らいるし」
「まあそうやけどさ…その子らブスやったら私どうなるんブス以下なんやけど」







すごくキョトンとした顔で見てくる
私なんか間違ったこと言ったかな



だってなんならほぼすっぴん







JK「何言ってんのお嬢すっぴんでそんな可愛いんでしょ」
JM「あんな厚塗りと比べる必要もないよ」
TH「誰がどう見たってお嬢のが可愛い」
「私あんたらが好かれる理由がわからん」




裏でこんな言われとるよって言ってあげたい無理やけど
悪口は言いつつもちゃんと食べとるし









JM「あ、あとちょっとで終わるよ昼休み」
「私食べ終わっとんで先帰るわ」
JK「待ってよあと少しだから〜！」
TH「俺待っとくから2人とも行っていいよ」
「次遅れるとだるいでごめんな」
JK「じゃあまた帰りね！」
「んー」






ジミンと屋上をあとにしようとドアを開けると







『お、生徒会長友達はいねえのに男はいるんすねえ』
『へへ、見逃してくださいよお〜』




見てわかる素行不良な生徒2人
何でこんな奴らにはできて私にはできないんだろう









腹立つわぁ









「そうやなぁ…




ここで私と会ったことも忘れよか」
『『え、』』
JM「あー、やっちゃうの」









ジミンの言葉なんか聞こえなくてひたすら殴った
こいつらも、なんか言ってんだろうけどわかんない







「あー、あ……」









JK「すごい音したけどって、わあすごいね」
TH「え、ジミナじゃないの」
JM「ひっさびさにお嬢ブチ切れてさあ」
「言わんでいい言わんでいいあーもう帰ろ帰ろ午後の授業なんか知らん！」
JK「その言葉待ってました！」
TH「よしゃー帰ろー」
JM「生徒会長さまの言うことは絶対〜」









　
　
　
　
　
　






帰ったらジンさんにこっぴどく叱られることをまだ私たちは知らなかった…

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