本当？ ページ9
落ち着け私………
ｽｩ……ﾊｧ……
深呼吸をして落ち着く。
…よし！さっきよりは落ち着けた！
私「おまたせしました…」
下野「歌える？
いつでも初めていいからね〜」
下野さんに言われ、私はもう一度深呼吸をして歌いはじめた。
さっきのように、ちょっと声を低くして。
私「♪〜〜〜」
歌っている最中、チラッと咲翔さんを見ると、目を見開いてこっちを凝視していた。
なっ何…？
私の声で驚くとこなんてあるのかなぁ？
私「♪〜〜〜
ってちょっと〜？下野さーん入ってくださいよ…」
下野「んっ、あーごめんごめん
ねぇ…？咲翔君。どう？」
咲翔「…っ!!ちょっと待ってください。風歌さんは本当に声優関係はやっていないのですか？レッスンも受けたことない？」
私「そうですけど…」
咲翔「…………声優になりませんか？」
はぁぁぁ？！！！
声優に？！私が？！！
咲翔「今の歌だけでも十分わかりました。貴方の声は綺麗で、滑舌もよく、聞き取りやすく…
低い声だと男っぽくて…かっこいい！
まさに声優にうってつけの声です！
レッスンも受けていない素人を入れるのは普通は考えられないのですが……
ですが、声優になりませんか！！！」
私「えええええ！！！」
声優にってアイムに私が？！
なんのレッスンも受けていない私が？！
下野「普通は声優育成所とかにはいってレッスン受けてそれからなんだけど…そこをとばしてそのままここに入って仕事をしない？」
私「えっ……それってレッスンとか行かず、
アイムに所属して、いきなり声優になるってことですか？？」
下野「そうそう。」
咲翔「あのですね、ちょうど今男女の役の声優さんが二人共急に来れなくなりまして…
代役を探しているんです。
そこで、風歌さんの声はピッタリなんです！
その両方のイメージと!!」
私「えっでも、片方は男役ですよね？！」
下野「うん。でも、歌の時の低い声で言えばピッタリだよ。」
咲翔「はい！どうでしょう？！」
私が答えを迷っていると…
下野「………あっ、俺いい事思いついた！
あのさ、風歌ちゃんがその二人の役やってみて、その後、楽しかったらアイムに入って、そうでなかったら入らない。
どうかな？」
咲翔「あっそれ名案です！
どうでしょう？」
私「ううん……それなら……」
声優には興味あるし…やるだけやってみようか。
咲翔「本当ですか？！ありがとうございます！」
さて。驚きの展開です。
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楓(プロフ) - これからもゆっくりとではありますが徐々に更新をしていきたいと思います！まだ初めてで要量がつかめてないのできまった日での更新はできません…何かアドバイス、コメント、感想等々ありましたらぜひ教えてください！ (2016年9月15日 22時) (
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作者名：楓 | 作成日時：2016年9月15日 22時
