世間って狭い… ページ4
私「ああっー！！昨日の！」
下野「ん？え、あっ！」
そう、店長のお客として来た人は、昨日、私に氷をくれたあの人だった。
店長「え？何？風歌ちゃん、知り合い？」
店長が驚いて聞いてくる。
風歌「あ、ええっと…」
私が説明しようとすると…
下野「あ、この子昨日足痛めてたんですよ。
それを俺が見つけたので氷上げたんです。
店長「ええ？そうなの？！」
店長がこっちを見てくる。
私「あ、はい…ちょっと人混みで酔ってしまって…その…ちょっと色々あって足挫いちゃって」
店長「色々って？」
店長が不思議そうな顔をして聞いてくる。
まぁ…気になるよね…
でも…あれは言えない…
下野「あ、なんかわからないけど急にコケたんですよ。」
私「ふぇっ？！！」
ちょ、下野さん？？？何言い出すの？！！
下野「そういえばあれなんでコケたのかなぁ？」
下野さんが無邪気な顔で聞いてくる…
うぅーん…可愛いって思ってしまう私は間違ってるのだろうか…？
私「ええっと……あれは…その…」
下野「？その？」
私「…人混みに酔って…ぼーっとしてたら…
小さな…段差に躓いてしまって…」
うぅ…恥ずかしい…
下野さんもびっくりした顔してるよ…
店長「お、おおお…そうなのか。
大変だったな。」
下野「……なんかごめんね…
あっところで足はもう大丈夫なの？」
私「あっ、はい、大丈夫です。まだ湿布は貼らないといけないって言われたんですけどね。」
本当は今もちょっと痛いけど…心配かけたくないし…
下野「そか。よかった〜昨日、すごく腫れてたから心配してたんだよ〜」
とても安心した顔で言ってくる下野さん。
すいません…本当はまだ良くないです…
そういえば…気になること聞いてもいいかな。
私「ところであの…下野さん。」
下野「ん？」
私「下野さんのお仕事は何をされているのでしょうか。」
これは…良くない質問できかもしれないけど…
でも気になるっ！
店長をちらっと見ると…
あ、良かった。怒ってないみたい
店長「俺も気になる〜下野さん良く来てくれますけど仕事は聞いたことなかったですもんね。」
下野「おっ俺の仕事ですか？！
ええっとですね…内緒でお願いできますか…？」
内緒？まぁ話す気はないんだけど。
私「勿論ですよー」
下野「それなら…えと…俺の仕事は、
声優…です。」
せっ声優？？？？？！！！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
楓(プロフ) - これからもゆっくりとではありますが徐々に更新をしていきたいと思います！まだ初めてで要量がつかめてないのできまった日での更新はできません…何かアドバイス、コメント、感想等々ありましたらぜひ教えてください！ (2016年9月15日 22時) (
レス) id: 6ad653826a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：楓 | 作成日時：2016年9月15日 22時
