気づいた ページ25
紘兄と話さなくなってしばらくたった。
相変わらずさよりちゃんは紘兄にべったりで離れる様子もない。
さらには私が紘兄に近づいただけで邪魔をしてくるほどになった。
さより「紘先輩！今日も頑張りましょう！」
下野「う、うん、そうだね。
風歌ちゃん………最近話してないな………(ﾎﾞｿｯ」
今日のアフレコも無事終了！
また紘兄と目を合わせないように……
パシッ
下野「待って。」
「ひっ、紘兄…？な、何…？」
下野「……ちょっと話があるんだ。来て。」
紘兄はそう言うと私を外へ連れ出した。
「…何？紘兄。」
下野「何って…最近俺のこと避けてるでしょ。なんで？なんで避けるの？俺の事…嫌いになった…？」
「きっ、嫌いになんてなってない……」
下野「じゃあなんで避けるの？！お願い…本当のことを教えて…」
どうして紘兄はこんなにも私が避ける理由を知りたがるの…？
ただの仕事友達じゃない。
「……どうして？
どうして紘兄はそんなに私が避ける理由を知りたいの？」
考えていたらそんな言葉が自然と口からこぼれでていた。
下野「どうしてって……」
紘兄からなかなか返事が帰ってこない…
紘兄が聞いた理由は仕事仲間として……よね。
そんなに深い意味なんて…ないんだ………
長い長い沈黙のあと、紘兄が再び口を開いた。
下野「それは…
それは、俺が風歌のこと好きだから。
好きな奴に急によそよそしくされたら気になるのは…当然だろ…。」
……え？
え、今…好きって…？
下野「…風歌、俺のこと嫌いになったの？だから避けるの？」
「あ………私は…紘兄の事……」
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楓(プロフ) - これからもゆっくりとではありますが徐々に更新をしていきたいと思います！まだ初めてで要量がつかめてないのできまった日での更新はできません…何かアドバイス、コメント、感想等々ありましたらぜひ教えてください！ (2016年9月15日 22時) (
レス) id: 6ad653826a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2016年9月15日 22時
