病院での一時 ページ18
『頭に腫瘍があるかもしれない。』
そう告げられた。
まだ確定ではないし、確率も半々くらいらしい。
そういうことで、病院にいる。
今日からしばらく時間をかけて精密検査をしなくてはいけないらしい。
看護婦「清橋さーん。検査初めますよー」
私「あ、はい。よろしくお願いします。」
検査が始まった。これでは、より細かい検査を頭を中心に行う。これの結果次第では…私は……
そんなことを考えていると今日の分が終わった。
看護婦「はい。これで今日はお終いです。あとはゆっくりしていてくださいね。」
私「あ…はい。ありがとうございます。明日もよろしくお願いします。」
病室に戻ると、誰かが中にいる気配がした。
私「誰だろ？面会？」
ｶﾗﾗﾗﾗ…
病室の中に居たのは……
私「下野さん！」
私の憧れの先輩下野紘だった。
下野「あ、お帰り〜どうだった？今日の検査」
私「え、別に…今日だけで結果出るわけじゃないので…ってそれより！なんでここに下野さんが居るのです？」
下野「何で？」
下野さんはとても30後半とか思えないほど可愛い顔で聞いてくる。
私「な、何でって……下野さん仕事は…？」
下野「ああ！仕事は今日はもうないんだ！」
私「え、そうなんですか？」
私の記憶が正しければ一昨日下野さん今日もあるって言ってたような……
私「下野さん、前に今日もあるって言ってませんでしたか？」
すると、下野さんはちょっと焦った様子で
下野「え？？や、そ、そんなこと…」
私「本当ですか？本当に今日はもう仕事ないんですか？」
下野「……本当はある。いや、あった。でも、断った。」
断った？！
私「何故ですか。」
下野「もともと、そんなに乗り気じゃない仕事だったってのもあるんだけど…風歌ちゃんが気になって…大丈夫かなって……」
私「え…私が…？」
そんな…きっと仕事の仲間として…だよね。
下野「そう。仕事仲間ってのもあるけど…それ以外でも気になる。」
うそ………嬉しい……
私「あの…ありがとうございます。とても安心します。ここに帰ってきた時に誰か居てくれるのが。」
下野「どういたしまして。あ、ごめんね長いとこ立たせちゃった。ほら。戻って戻って。」
そう言って下野さんはベッドを叩く。
そんなに可愛く言われると……
私「///…はい…ありがとうございます。」
赤くなっちゃいますよ……
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楓(プロフ) - これからもゆっくりとではありますが徐々に更新をしていきたいと思います！まだ初めてで要量がつかめてないのできまった日での更新はできません…何かアドバイス、コメント、感想等々ありましたらぜひ教えてください！ (2016年9月15日 22時) (
レス) id: 6ad653826a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楓 | 作成日時：2016年9月15日 22時
