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「な、なんでッ!」
「洸希……くん…」
俺がいることに、驚く女。
Aがポンポンと俺の背中を叩くから、俺は抱きしめていた手を離した。
洸希「どうも。
そうそう、俺君たちに話があるんだけどさ。」
「え?」
「私たちに?」
洸希「うん」
「な、なに?」
洸希、と心配そうに見つめるユイ。
大丈夫、流石に女を殴るほどイかれたやつじゃない。
洸希「…作戦ってさ、」
こいつらにAを襲わせること?と、伸びてる男共を指差した。
「……っ!!」
「…なんの、こと?」
洸希「うーん……だから、要するに。
…お前らがこれを仕向けたのかってことだよブス共が」
理解力がねえなと近くにあった跳び箱を蹴ると、女共の肩がビクッと跳ね上がった。
洸希「なにしたか分かってる?
これは立派な犯罪だよ。は、ん、ざ、い。」
「…っ!」
洸希「うーん、どうしようかなあ……こいつら。警察に通報して連れてってもらう?
それとも被害届出して賠償金ふんだくろうか?
きっとご両親は悲しむだろうなぁ。」
「……」
洸希「うっわー、かわいそう…きっと将来はいい大学に行って結婚して…幸せな家庭を築いて…って言う輝かしい未来があっただろうに…たった一瞬の過ちで人生どん底か。
お前らも、こいつら男たちも。」
やばいと今気がついたのか
みるみると顔が青ざめていく女共。
今気づいたって遅えんだよ
洸希「どうしようか?A」
『…えっと……』
オロオロとするA。
ビシッと、許さないと言って殴ってやればいいのに。
洸希「Aの好きなようにしな。やられた側でしょ?」
『そう…だけどさ』
こういうところだよ、A。
お人好しの部分が出ちゃってるんだってば。
だから、ナメられるんだよ。
俺だったら一発、いや二発…いやもっと。
多分気がすむまで殴ると思う。
『…心菜ちゃん』
「…なに」
『私のこと嫌い…だよね。うん、それは分かってる。好きになれとも言わない。だけど、こういうこともう二度としないでほしい。』
「はっ?私がやった証拠でもあるわけ?」
『……それは』
洸希「証拠?証拠もなにも、さっき自分の口から言ってたよな?Aの名前と、いかにも今あった事を知ってるような口ぶりで、楽しんでる?って。」
自分が言ったこと
忘れちゃう病気?
記憶喪失ですか?…ってな。
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花姫(ソヨン)(プロフ) - しぃたむさん» コメントありがとうございます!更新遅れていて申し訳ございません…!当方、学生であるため、テストが終わり次第更新します! (2019年10月10日 17時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
しぃたむ(プロフ) - 続きが見たいです!!!!!! (2019年10月9日 23時) (レス) id: 3cf689c57d (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» 分かりました!ありがとうございます! (2019年8月19日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» こんなコメント受け入れて下さりありがとうございます<(_ _)>私が見たのは12話辺りだったと思うんですけど、見返してみたら直ってましたので大丈夫です!(^^)更新頑張って下さい (2019年8月8日 1時) (レス) id: f15f360086 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございます!どの辺ですか…?教えていただけると嬉しいです! (2019年8月6日 9時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:
作成日時:2019年7月23日 14時