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私はまた、7時きっかりに公園に到着した。




和哉もまた、同じようにベンチのところにいた。



ただ、前と少し違ったのは、


イヤホンとしていなかったことと、座っていなかったこと。




立ったまま、ぼーっとしながら待っている和哉がいた。




こっち、と和哉が手招きをするので、小走りで和哉のもとへ向かった。




和哉の近くにあったベンチに2人で腰を掛け、また話を進める。




『…何?話って。』




和哉『…俺たちの、関係について。』




和哉の声が、珍しく震えていた。




あ、なんか


次の言葉が予想できる気がする。




しばらくの沈黙の後、和哉が口を開いた。




和哉『あのさ、俺別れたって

思ってないから。』



…はぁ。


やっぱり。




彼は私にそんなことを話すためだけに呼び出したのだろうか。




駅まで距離があるから


ある程度の時間をかけてきてあげたのに。




くだらない。、




『言ったでしょ。もう私たちは別れてるの。

大体、誰が悪いと思って、和哉『ごめん』』




…最後まで言わせてよ。




和哉が悪いのに。




貴方が私に対して


周りから見てもカップルになんて見えないような扱いをするから。




私に対して冷たいから





もう好きじゃ、ないから





だから別れたんでしょう?





そんな風に考えてたのも、


和哉の次の一言で私の先走りだと知る。









和哉『そんなわけ、ないじゃん。』

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真子(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» あ、そうなんだ笑笑 (2019年2月20日 20時) (レス) id: e1cb53f397 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - 真子さん» え、わかんない笑お兄ちゃん今家にいない笑 (2019年2月16日 15時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» あ、そうなんだ笑笑 (2019年2月16日 15時) (レス) id: e1cb53f397 (このIDを非表示/違反報告)
咲希(ソヨン)(プロフ) - 真子さん» 水曜日はへんしてないからお兄ちゃんのいたずらかな?笑 (2019年2月16日 14時) (レス) id: 0da49b69df (このIDを非表示/違反報告)
真子(プロフ) - 咲希(ソヨン)さん» ん?どゆことだ? (2019年2月15日 18時) (レス) id: e1cb53f397 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:咲希(ソヨン) | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年12月9日 12時

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