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駅前で待ち合わせをした私たち。
私が駅に着くと既に皇輝くんはいた。
柱に寄りかかって佇む彼はなんともかっこよくて、息を忘れた。
『皇輝くん、ここの海来たことあるの?』
とりあえず平然を装う、そうすれば乗り切れると光成が言ってた。
皇輝「ちっちゃい時に1回家族で来てるんだけど、記憶は全くないんだよね」
『そうなんだ。私、ここ結構好きだからよく来るの』
皇輝「なんかわかんないけど、あの塀とかに座ってそう笑」
『え、!なんでわかるの?笑座ってる!』
皇輝「え、ほんと?なんとなくだったんだけど」
いつも学校に着くまでの電車内、たった20分しか一緒に居ないからこんなにも長く居ると少し違和感。
でも好きな人と過ごす時間がこんなにも幸せを呼ぶのかと実感する。
皇輝「座る?あそこの塀」
『すわる!』
皇輝「ん、行こっか」
皇輝くんはいつも通り平然としている。
私は装ってるだけだけど、皇輝くんは素で平然てしているように見える。
『……皇輝くん、』
皇輝「どうしたの?」
『手、繋いでもいい?』
皇輝「え、」
『ほら、!人多くて、そのはぐれたら…』
勢いで言ってしまった自分を殴りたい。
皇輝「うん、繋ごう」
そう言って、私の手を掴む皇輝くん。
一瞬彼の方を見ると、耳がほんのり紅く染まってる気がした。
やめてよ、期待しちゃうじゃない。
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なそそ(プロフ) - コメント失礼します。どの場面も凄く素敵でもっと早く出会いたかったと心底感じております、、これからも応援しています、！！ (2020年11月30日 21時) (
レス) id: a9546364d6 (このIDを非表示/違反報告)
runa iwamoto(プロフ) - しょうさん» 楽しんでいただけていれば幸いです!ありがとうございます。 (2020年7月27日 12時) (レス) id: 70527e96d0 (このIDを非表示/違反報告)
runa iwamoto(プロフ) - 枯葉猫さん» ありがとうございます。これからも楽しんでいただけるように頑張ります! (2020年7月27日 12時) (レス) id: 70527e96d0 (このIDを非表示/違反報告)
しょう(プロフ) - 皇輝くんメインのお話が少ないので、凄く新鮮な感覚で読ませてもらっています。これからも更新頑張ってください。 (2020年7月26日 23時) (レス) id: e3ada6162f (このIDを非表示/違反報告)
枯葉猫(プロフ) - とても面白いです。続きが気になってしょうがないです。更新頑張ってください。 (2020年7月26日 16時) (レス) id: 96e0d3f560 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルナ
| 作成日時：2020年7月26日 15時
