__同じこと思っているから4 ページ26
Your side
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「っ、なんで？」
『まだしない、だめ』
「え？」
『夜ね？もうお迎え行かないと』
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こんな上手く誘っておいておあずけしてくるなんて、随分大人になったんだななんて感心しつつも夜を期待させられて突然緊張となんとなく恥ずかしさで途端に皇輝さんの顔を見れなくなる。
3人で夕飯食べに行った時もなんとなく皇輝さんをちゃんと見れなくて、一人胸をざわざわとさせてしまった。
皇輝さんってこんなに私の頭の中いっぱいにしてくる人だったっけ、
もしかしたら私があまりにも寂しくてやっと皇輝さんに触れられる時間ができたから余計に頭いっぱいになってるのかな。
いつも通りベッドの上で体育座りをして皇輝さんを待ってれば、今日は皇輝さんも私にぴったりくっつくなり同じように座ってこちらに体重をかけてくる
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「皇輝さん、甘えモード？」
『んー、というより普通にくっつきたいかな』
「ふふ、私も同じ」
『昼の...さ、』
「っ、うん」
『もっと、いい...？』
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ゆっくり頷いた。
こうしてちゃんと求めてくれるから、寂しさで募っていった不安が解消されて私も自然と皇輝さんの身体に手が伸びる。
もともと皇輝さん自身プラトニックな人だからよほどじゃないと身体を重ねない。
付き合っていたころもほとんどしていなかったけど、お互いずっと好きだったし幸せに感じてた。
結婚してからも何回かくらいでしかしなくて、今の子をつくるのに1回では上手くいかなくて少し頑張った月が初めてあったくらい。娘ができてからしてなくて、だからレスではあった。
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『目、閉じてくれなきゃ、』
「あ、ごめんごめん笑」
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緊張してるみたいでかわいい。
まるで初めて身体を重ねた時みたいな反応。
キスも長くて深いのが全然できなくなってて、ちょっと苦しそうにしてるところも愛おしい。
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『こういう時間、もう少し作りたいね』
「へ、？」
『あれ、俺だけ、？』
「皇輝さんあんまり必要ないタイプじゃないの、？」
『そんなわけないでしょ、』
「っ、は、こぉ、きっ」
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ちょっと知らなかった、意外と皇輝さんってがっついたりするんだ
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作者名：ようぴょん** | 作成日時：2022年10月1日 22時
