Which one do you like...??____Koki_Ka (ページ1)

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__真昼の微睡みも、二人がいいページ1

Koki side
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天気が良くて心地よい休みの日、ベランダの日向に出てゆっくりしたり、出かけるのも好きだけれど、カーテンから木漏れ日みたいな光が差す部屋でお昼寝をするのも休みの日の習慣になりつつある。

抱き枕でも取ってきてリビングで寝ようか、

いや、良いこと思いついた。

せっかくAも休みだし、多分Aもお昼寝したい時間だろうしね。

同棲しているものの、お互い忙しくて案外一緒にいられる時間が少なかったりする。

Aの部屋にある彼女の大好きなあざらしの抱き枕を自分の部屋に置いて、Aのベッドに腰掛けて勝手に寛いでいれば

「あ、こうき！なにしてんの～？私お昼寝するから」

『だろうと思って待ってた』

「なにそれ！...あれ？』

『どうしたの？』

「私のあざらしちゃんいない！」

『俺の布団で日向ぼっこしたいって』

そう答えると、何を言っているんだって顔をして部屋を出ようとするから手首をきゅっと掴んで止める。

「なあに？」

『そんなにあざらし必要？』

「相棒だもん、こうきくん意地悪しないでよね！」

『俺もお昼寝するんだけど、一緒にどうですか？ダメですか？』

「っ、もう」

成功。まあ、ダメ？っていうのにAは弱いから、こうして誘えば失敗はない。

Aって可愛い人なんだから。

なんて、余裕な風を吹かせてると仕返しがきちゃうんだけど

「じゃあこうきのベッドがいい」

『なんで？』

「こうきのベッドのほうが少し大きいでしょ？」

『お昼寝するだけなんだからAのベッドで良くない？せっかくあざらしどけたのに』

「だから...こうきのベッドのほうが、、こうきとくっつきやすいもん...」

『そんなにかなあ、』

なんか、だんだんAの目が潤んできて、駄々こねる子どもみたいになってるから、多分そういうことなんだろう。
誘ったつもりが誘われちゃったな、

そんなふうに強請られたら意地悪もできないや。

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