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1日目 10：30 再会の好敵手 ページ2
「着いたで、小野田くん！大丈夫か？ワイの肩につかまり！」
「ごめん、鳴子くん」
坂道が章吉の肩にゆっくりとつかまる。
「大丈夫だったら、アンタの肩につかまったりしないわよ、章吉」
まったく、と思いながら荷物片手にバスから降りる。
「あの、持ちましょうか？Aさん」
「あ、いいの？ありがとう、俊輔」
遠慮しながら荷物を渡す。俊輔って、気が利くのよね。
「うわー、小野田くん見てみ！メッチャ立派な旅館やで」
はしゃいでいる章吉を見て、あたしは苦笑い。
「こんなとこ泊まれるやなんて、ホンマ学校も気が利くやんか！テンション上がるわ！」
「ちょっと章吉、坂道にも気を使いなさいよ」
「せやかてAさん」
はぁ、とため息をつき、俊輔から荷物を受け取る。
「ありがと」
「いえ」
「環境もとてもいいな。自転車に乗るのに打ってつけだ。なぁ、お前もそう思うだろ、青八木」
「あぁ」
珍しく、純太と一がはしゃいでいる。一は、はしゃいでいるかどうかわかりづらいけれど。
続く (更新停止中)
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日波輪廻(プロフ) - 読みました！更新楽しみにしてます！ (2017年4月19日 20時) (
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