キヨとかいう人に気に入られた話【実況者】【キヨ】

#45 ページ49

「はぁ?!おま、強くね?!」

『いーえ？』

「いや、ちげぇな。俺が弱いんだ。スイッチのスマブラはどうもうまくいかないんだわ」

二人でソファーに座りスマブラをする。
私は元々スマブラが好きでよくやっているからか、それなりに強くなってきていた。

「あ”ーーーーーーーっ!!」

たまにこんな悲鳴を隣で上げる。

『びっっくりした…』

「ごめんごめんごめん。動画撮ってる時のテンション混ざった」

『意味わかんないんですけど』

しばらくずっとコントローラーを握りしめて画面と向き合っていた時だった。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

と、インターホンが鳴った。

『…？出なくていいんですか』

「あー、うん」

スッと立ち上がり玄関に向かっていくキヨさん。出前でも頼んだのだろうか。いや、ご飯食べたばっかりだし…

考えていたら玄関の方からガヤガヤと音が聞こえた。男性数名の声。

『…は…？』

私は無意識にそう呟き、何を思ったのかコントローラーを握りしめて立ち上がり、玄関に続く廊下を見つめて戦闘体制(？)に入った。

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