#30 ページ33
最寄りの駅から電車に乗って、都会の方の駅を目指した。
電車に揺られ約20分。
『やっぱいつ来ても人多いなぁ…』
目的地に到着した。電車から降り、駅前に行く。きょろきょろと周りを見渡しても彼はいなかった。
LINEを開くと、
[おけ]
とだけ返事が来ていた。
私は
[着きました]
とだけ送り充電節約のためスマホを閉じた。
待っている間、駅前のベンチに座ることにした。
私は座りながら、電車に乗る前に買っておいたミニクロワッサンを口にした。
しばらくしてふと目線を地面に向けると何故か目の前に二羽の鳩がいるのに気がついた。
『人、多いから危ないよ』
伝わるはずもないのに鳩に話しかける。
通じたのか通じていないのか、鳩たちはベンチにぱたぱたと乗ってきた。
鳩がこんなに人間と近い距離でいられるなんて。
誰かが餌付けをしているのだろうか？だからこんなに人に慣れているのか…だけど自分で餌を取ることを忘れてしまいそう、餌付けはあんまりよくないよね、と何故か鳩について色々と考えていてしまっていた。
するとその時。ふ、と目の前が影になった。
「ごめん、遅れた」
目の前に現れたキヨさん。私が座っているのもあり、背がとても高く見えて驚いた。
『いえ…じゃあ、行きましょう。…バイバイ』
私は鳩たちをそっと撫でて立ち上がった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 529人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
シオン - フ、フシギダネ…(笑) (2019年1月15日 20時) (
レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
田中カナタ - めちゃめちゃ面白いですね！最高ですd(^_^o) 私は46話見れましたよ？ (2019年1月13日 10時) (レス) id: 6cbe18495c (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - 46のお話が広告だけになっていますよ！(小声)すごく面白いです！読んでいるときつい笑ってしまったりなども多々ありました...笑これからも頑張って下さい (2019年1月13日 7時) (レス) id: 3d72190206 (このIDを非表示/違反報告)
ミシェア(プロフ) - 初めまして､とても楽しく読ませてもらってます！！…あの#46が真っ白のまま投稿されてますよ....(ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ) (2019年1月13日 2時) (レス) id: dc437a08a7 (このIDを非表示/違反報告)
やつはし - 続きがものすごい楽しみ！とても面白くて好きです!いつまでも待つので更新頑張ってください！ (2019年1月12日 23時) (レス) id: 40d24de70e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アヤメ | 作成日時：2019年1月7日 11時
