検索窓
今日:22 hit、昨日:18 hit、合計:231,167 hit

#20 ページ22

関係者席から立ち上がって歩き、ドアを開ける。廊下に出た瞬間誰かが俺の前に現れた。

目の前にいたのはさっきの女の子だった。

黒髪のショートヘアに健康的な白すぎない肌、伏せた美しい瞳とそれを囲う長い睫毛。黒っぽいものや迷彩があしらわれた服を見にまとった平均より少し高めの身長の彼女は、俺を見て小さくえ、と声を漏らした後、すぐに避けるように俺の前を通りすぎていった。

俺の好みの女性のような格好ではなかったが、何故かその子から目が離せなかった。

また、ここで待っていたら現れるだろうか、と思いまふ達には悪いが少しここで待つことにした。

いつものように暗いまま話しかけて印象が悪くなるのも嫌だと思い、普段より少し明るく、友達と仲良く話している時のようなテンションで話しかけることにした。

.

しばらく待っていると奥からまた彼女が歩いてくるのが見えた。高鳴る心臓を押さえ、話しかけた。

「あの。MC聞かないんすか」

明らかに年下なのに何故か敬語が混じった話し方になり、自分でも少し焦る。

戸惑いながらも彼女は問いかけに答えてくれた。

なんとか会話を続けようと、彼女の持っているものから話題を広げたり、笑いながらひき止めてみたり。

彼女の口からセ○レという言葉が出てきたのは正直驚いた。
そしてその場の流れで当初予定になかったLINEを交換できたのは凄くラッキーだ。


『友人から聞いたんですけど…』

急に俺が動画外は基本暗いという事実を知っているということをカミングアウト(?)された。

必死に言葉を考えて話す。端からみたらめっちゃ焦っているようにみえるだろう。

こてんと首をかしげながらこっちを見る彼女は正直いって、物凄く可愛かった。

こうして俺はその場の流れに任せて気になっていたAという女の子と関わりを持つことに成功した。

#21→←#19



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (123 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
529人がお気に入り
設定タグ:実況者 , キヨ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

シオン - フ、フシギダネ…(笑) (2019年1月15日 20時) (レス) id: 1b3cb3793c (このIDを非表示/違反報告)
田中カナタ - めちゃめちゃ面白いですね!最高ですd(^_^o) 私は46話見れましたよ? (2019年1月13日 10時) (レス) id: 6cbe18495c (このIDを非表示/違反報告)
木材(もくざい)(プロフ) - 46のお話が広告だけになっていますよ!(小声)すごく面白いです!読んでいるときつい笑ってしまったりなども多々ありました...笑これからも頑張って下さい (2019年1月13日 7時) (レス) id: 3d72190206 (このIDを非表示/違反報告)
ミシェア(プロフ) - 初めまして、とても楽しく読ませてもらってます!!…あの#46が真っ白のまま投稿されてますよ....(ゴニョゴニョ) (2019年1月13日 2時) (レス) id: dc437a08a7 (このIDを非表示/違反報告)
やつはし - 続きがものすごい楽しみ!とても面白くて好きです!いつまでも待つので更新頑張ってください! (2019年1月12日 23時) (レス) id: 40d24de70e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アヤメ | 作成日時:2019年1月7日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。