キヨとかいう人に気に入られた話【実況者】【キヨ】

#17 ページ19

『うーん。正直疲れたしりりと話してる方が楽ーー。』

「そう？？Aが好きにしたいようにすればいいと思うよ。」

とりあえず断ってみようと思い、画面に指を滑らせる

『い や で す …っと。』

「あははははっ、直球すぎー」

打ち込み、送った数秒後。

突如画面が切り替わり、着信画面に変わった。

『わ、わ、わ!』

「かかってきた?!」

『うん、い、一旦切…ぁあああ!!やっちゃった!!』
着信を一旦切ろうとしたが、焦ってうまく手が動かずに誤って通話ボタンを押してしまった。

「あ、もしもし?おいAなんだよ嫌ですって。通話出てんじゃねえかよ」

キヨは笑いながら電話の向こうで話している。

『うわ、その間違い、間違って出ちゃって』

「言い訳はいーから。俺と話したかったんだろ」

『ぶちのめしますよ』

「いや、うそ冗談だって」

視線で助けを求めると、りりは何やら紙に文字を書いていた。不思議に思っていたらその紙を持ち上げて私に見せた。

[おかしとジュースとってくる 通話楽しんでね]

紙にはそう書いてあった。

『は?!ちょちょ、りり?!』

そしてササッと部屋からでていった。

「りりちゃんが何？」

『いや、なんでもないです…』



「キヨ、だれー？？さっきの子？」

耳を澄ませば電話の奥からまふまふさんらしき人の声やゲーム音、他の人の声が聞こえた。

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