うる船で短編集 4

・中野あるま〜オメガバース〜 怜凛様リク ページ6

私には恋人がいる

あるま君。

彼はまさかの、アルファ


あるま「俺、強いけど…許してくれる？」

私「うん、もちろん」


私が許すなんて

おこがましい問題。

だって私は

オメガなのを隠してるから



内緒で薬を飲んでた。

けどある日


あるま「それ、何の薬？」

私「っ、これー、えっと、ビタミン剤」

あるま「嘘が下手だなぁ…」壁ドゥン

私「あ、の…」

あるま「本当のこと、言いたくない？俺には…」

私「そう、じゃない…」

あるま「アルファと、ベータでもさ…俺、Aに人種以上の繋がり、感じてるんだよ…今までの女達と違う…そう思ってるのは、俺だけ？」

私「…ううん…」

あるま「教えてよ」

私「…言っても…引かない…？」

あるま「引くわけないじゃん」

私「…わ、私…ね……本当は…ベータじゃ、ない」

あるま「…じゃあ」

私「ほんと、は…ガンマ」

あるま「…マジか」

私「ご、ごめー」

あるま「俺達恋人以上の繋がり、やっぱ持ってたんだ。」抱

私「おこ、らないの…？」

あるま「なんでw」

私「嘘、ついてたから…」

あるま「フェロモンだろ。Aなりの俺への気づかいだって、わかってる。怒らない」

私「…うん」

あるま「A、薬飲んでても辛いでしょ、そういう時は言って」

私「…うん」

あるま「あと、１回薬飲むの禁止」

私「…え"」

あるま「俺は気にしないでいいから」


3ヶ月後


あるま「っは、やっば…強すぎだろ…っはぁ…ガチ、理性飛びそう」

私「や、やっぱ、薬飲むから…」

あるま「っ〜！」抱

私「っあ」

あるま「やば、好きすぎて、もう無理…ちょっと我慢して…」


あるま君にうなじを噛まれる


私「ひぁっ、あ、るまく…」

あるま「っはー…A、いい…？っていうか、もう、俺無理だわ…」

私「う、ん…いいよ」


普段チャームポイントな牙のような八重歯

それは今日は

牙に見えた


今まで「嘘」だったのが今日

私達は

本当の

「番」になった


私「私、あるま君以外、もう見れない…」

あるま「当たり前だろ、Aの強すぎるフェロモンに耐えれんの俺くらいだから。」

私「でも、やっぱ次は薬飲むから」

あるま「…量少なめ、でいいよ」

私「でも…」

あるま「俺も、楽しんでるから。ね？」

私「う、ん…わかった」


あるま「愛してる。A」

私「私も」

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