【servamp】常時裏方役の自分が、何であの二人とタッグ組んで世界を救わなきゃいけないんだよ、面倒臭いな←

4　アリスインザガーデン ページ29

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高校生＝薔薇色。




学校生活＝青春。




青春＝リア充。







何この公式、美味しいの?








ワイワイガヤガヤと予想図というか理想図というか。そんな感じで騒がしい部屋に俺はいる。

いわゆる青春真っ只中の少年少女の中に、俺も混じっているのだ。リア充探し、たっのスィー(棒)。




青春という二文字。俺はこんな言葉とは一切無縁な人生を送ってきたし、これからもそうなのだろうなうんうんと勝手に一人で納得していた。だってボッチだもんねー。

だから青い春とか何なのくっそワロタとか言って爆笑し続けていた俺。そりゃ彼氏の一人も出来るわけがない。僕は彼氏が少ない。いや、多かったらそれはそれで最低だろ。つまり俺は最高最強。マジ天使。全然寂しい奴じゃないろ!イタイ奴じゃないろ!ボッチ最高……だ、お!……うう。






そんなこんなでいつもの俺です。そして今もマイペースに毎日を＿＿








「あ゛―――――――――――」








送っている、ヨ。




女子の方なら、青春時代に悩む、アレ。アレの影響で、死ぬほど腹が痛いというか苦しいというか痛い痛い痛いいだだだだだだあだだだっだ





そんな感じなので、前の方に座っている真昼君に冷やかしに行くことも、兄さんの毛を剃りに行くことも出来ず、ただただ支給された椅子に座り、机に突っ伏しているという訳なんですよねあああああ神呪うぞ。これでも由緒正しい兄さんのサブクラスなんですけど。あの気だるげの神様の兄さんの弟子なんですけど。



なのにこの仕打ちは酷くないですか!?黒板爪立ててキーキーやりてえよ。いや、朝、学校来た時に腹痛パワーのイライラでやっちゃったんだけどね。そしたら頭に踵落とし食らわされたからやめちゃったんだけどね?龍ちゃんだから許す。桜哉は窓から捨てる。これ基本。ソースは俺。






いやー……それにしてもこの痛みは何年経っても慣れない。確か、人間で例えると俺が小六辺りからアレが始まったから、一、十、ひゃ





「Aっ!!!」

「ガッヘイッ」

「城綿さーん!!?」


……ってぇな……クソ野郎……


「わ……たぬき、サクヤぁ……殴らせろぉ……」

「ちょま、Aストップストッぐべっ」


鳩尾殴ってからの回し蹴り。勝者、俺。床に崩れ落ちる塵野郎の口から、幽霊っぽい物が出てきたような気がしないでもないがマジでどうでもいい即座に死ね。







「……城綿ナイス」

「どうも」

「ちょ、桜哉!?コイツ息してるよな!!?」

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