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「自分から足を出せるようにしないと、きっと毎日後悔する
そういう人間だってことも僕は知っている
僕は人のためにやっているわけじゃない
自分のためにやっているんだ」
この世界は、裏社会では何度だって裏切ったし、見捨ててきた
救える命も、救えない命も、すべて
僕は殺してきた
自分が生き残るために
自分が生き残るためには、自分で足を出せないといけない
それが小さい僕にはできなくて、いつもいつも任務だと、強制だと透也に足を出させられた
僕は人のためなんかで動ける人間じゃない
自分にとってのためにしか動けない
「なるほどオサムっぽいな
けどやばいときは逃げないとそのうち死ぬぞ
逃げるのも戦いのうちだ」
…逃げるか
逃げるなんて、できるわけないだろ
裏社会において、僕は最後の砦なんだから
今は全く違う、いつでも捨てられる使い捨ての駒だけどな
「…さて、俺も手伝うか
ほっとくとオサムとチカがすぐ死にそうだからな
あとチームを組むのが楽しそうでもある」
「…ありがとう」
これで、空閑が隊に入った
もう、二度と、死にかけるようなことは起こさせない
遠征部隊に選ばれたとしても、絶対に、絶対に僕が
千佳と空閑を護る
死なせるなんてさせない
・
そのまま、千佳と合流して転属届を提出した
とにかく、迅さんの機嫌がよかった
あんなに期限がよかったのは最上さんと話した時以来だと思う
今日は夜遅いから玉狛支部に泊まることになった
千佳が寝たのを確認して、僕と空閑は迅さんの部屋に集まった
「メガネくん、もう少し警戒心を持ったほうがいいよ」
二人で部屋に入って早々、迅さんから注意を受けた
なぜかはよくわからない
空閑の黒トリガーの話をするだけなのになぜ、警戒心を持たないといけないのかがわからない
「オサム、なんで迅さんの部屋に来たんだ?話すだけなら別に俺の部屋でもいいだろ?」
「お前の親父さんと会話するには、機械が必要なんだ
その機械があるのが迅さんの部屋なんだよ
その機械もついでに見てほしかったんだ
迅さん、お願いします」
そういうと、迅さんはクローゼットから台車に乗ったあの機械を持ってきてくれた
同時にクローゼットの中が見えたけど………
本当にこの部屋にはぼんち揚げとベットくらいしかないのかもしれない
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西 - この方角に福があるはずです
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ミリア - 凄く気に入った作品で大好きです今後他の作品を作る予定があったらワールドトリガーの三輪か三雲の姉か妹か幼なじみがアニメKかリボーンか銀魂かパズドラとコラボかトリップか転生した作品が読んでみたいです説明が下手だったらすみませんこれからも応援します。 (2017年12月9日 16時) (レス) id: 9bec705c08 (このIDを非表示/違反報告)
麟@元流星群 - リズさん» ありがとうございます^^ (2016年10月30日 10時) (レス) id: f0e4135d73 (このIDを非表示/違反報告)
リズ - この作品面白いですね! (2016年10月24日 23時) (レス) id: 9929c522bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麟@元流星群 | 作成日時:2016年4月1日 18時