捌話 ページ10
翁「譲れない気持ち」
剣心「誰にでもある譲れない気持ちが残されている………そして、蒼紫を止めるのは拙者ではなく紗季でござる」
翁「！！！」
紗季「…………蒼紫は、そう簡単にお庭晩秋としての誇りなどを捨てるような奴じゃない」
翁「…………」
紗季「あいつは、幕末の頃から読めない男でお庭晩秋の仲間たちでさえも困惑するくらいだ………でもそんな男でもあんな顔をするのかと思ったわ…………」
巻町「…………」
紗季「時代が変わっても世話の掛かる男だよ……」
剣心「蒼紫は、必ず連れて帰るでござる」
相楽が斎藤からの伝言を皆に伝えた
その後、紗季以外は集まって決意を露にした
紗季は、部屋で静かに体を休めた
翌日の早朝、剣心、紗季、相楽、斎藤は、志々雄一派が待ち構えるアジトへ向かった
アジトの門前で待ち構えていた志々雄の女"駒形"が決闘についての説明をして扉を開いた
１戦目の相楽左之助VS安慈が始まり、相楽の勝ち
２戦目は、斎藤VS宇水となったが、斎藤を置いて次の間へと急いだ
そして、遂に
蒼紫「約束の時だ…緋村抜刀斎」
剣心「蒼紫」
紗季「蒼紫、悪いけど今剣心に闘われると後々困るのよ」
蒼紫「…………」
紗季「だから、その約束の時ってのは今度にして貰える？」
蒼紫「何のつもりだ」
紗季「剣心の前に私と闘えってこと」
駒形「…………」
蒼紫「お前とは、闘いたくはないが………抜刀斎と闘うためには必要なのであれば」
紗季「……………必要よ」
蒼紫「！！」
紗季「今の蒼紫を私は、見過ごせないから」
紗季は、鋼の糸を捨て忍刀のみを手にした
蒼紫「仕方がないようだな」
紗季「人斬り抜刀斎ではなく………彼岸花だった私で我慢してよね！！」
紗季は、一足跳びで一気に詰め寄った
それを蒼紫は、軽々と交わした
紗季「仇討ちなどに囚われらな蒼紫」
蒼紫「お前に何が分かる……家族を惨殺し敵と思った相手を何人も殺めてきただけの花に何が分かる！！」
バキバキバキィ
相楽「東京の時とは大違いだ」
剣心「幕末の頃の紗季でも明治の紗季でもない……あそこに居るのは、彼岸花と呼ばれた蒼紫を知る女剣士」
紗季「はぁあああああ！！！」
蒼紫「！！！」
紗季は、一発蒼紫を殴り飛ばした
相楽/駒形「なっ！？」
剣心「驚くほどでもござらん……あれでも加減している」
相楽「彼岸花って………どのくらい強いんだ」
剣心「彼岸花の強さを性格に知るものは、おらん」
相楽「！？」
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舞(プロフ) - 続き更新お願いします！ (4月8日 15時) (
レス) @page29 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - 最初の序章のところでお庭晩秋ではなく御庭番衆では？ (10月13日 21時) (レス) id: 8738161eae (このIDを非表示/違反報告)
�盒恐衞� - 面白かった！続きが見たいな〜 (2021年5月31日 17時) (レス) id: 2ec3003677 (このIDを非表示/違反報告)
黒の組織LOVE(プロフ) - Raiさん» すみません、修正します (2020年8月30日 1時) (レス) id: de7d22e526 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 黒の組織LOVEさん» 後よくアニメで見ましたが京都編では志紫雄真実じゃなく志々雄 真実だと思います間違ったらすみません。 (2020年8月30日 0時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
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