拾壱話 ページ13
紗季は、腹部から刀を抜いて蒼紫の頭を膝に乗せて
紗季「先に行け………蒼紫と後で行く」
剣心「！！！」
紗季「彼岸花を解放すると色々と崩れるから」
剣心「紗季」
蒼紫「俺が責任を持って連れていく」
紗季「…………」
剣心「左之、先に行くでござる」
剣心と相楽、駒形が先に行った
蒼紫と紗季の２人だけになり
蒼紫「何故、彼岸花を」
紗季「あんたを止めるため」
蒼紫「………」
紗季「曾ての同士や仲間が壊れかけているのに放って置けないから…………」
蒼紫「…………俺は、修羅にはなれぬようだ」
紗季「どうして？」
蒼紫「抜刀斎に言われた通りだからだ」
紗季「…………ふーん」
蒼紫「…俺を絶対に止めてくれる奴が居る、そいつが俺が修羅になろうとすると必ず泣いている姿が思い浮かぶ」
紗季「あぁ………確かに泣きそう……現に泣いてたし」
蒼紫「？…………誰の話だ」
紗季「あんたのガールフレンド」
蒼紫「俺の？？……………誰だ？」
紗季「あんたに懐いてる」
蒼紫「！！操か」
紗季「そう」
蒼紫「操は、別にガールフレンドではない………子守りをしていたら懐かれただけだ」
紗季「………ふーん」
蒼紫「それより奥義を習得したのに発動しなかったな」
紗季「志々雄が強いって聞いてたのに十本刀やコイツが全然弱かったから使えなかった」
蒼紫「！！………」
紗季「まぁ、剣心が使いすぎなのかも知れないし蒼紫となら出たかもしれない」
蒼紫「…………すまなかった」
紗季「…………いいよ、戻ってくれたから」
蒼紫「！！！」
紗季は、膝で寝ている蒼紫を抱き締めるように前のめりになって涙を流して微笑んだ
蒼紫「泣いてくれるのか？」
紗季「！……………みたいね」
蒼紫「………そうか」
斎藤「敵の陣地で何やってんだ」
紗季「空気読めや、糞野郎」
斎藤「生憎、お前ら恋愛ごっこなどみたくないからな」
紗季「恋愛ごっこって何よ」
蒼紫「斎藤一か」
斎藤「藤田五郎としか名乗っていなかったんだが」
蒼紫「瀬田という男から聞いている……いいのか？抜刀斎ならとうの昔に先に向かったぞ」
斎藤「そうか……なら結構」
紗季「…………相変わらずだな」
斎藤「…………」
ピッ(紙を飛ばす)
紗季「なに？………」
蒼紫「これは、アジトの中枢部の見取り図…いつの間に」
斎藤が駆けつけた為、休憩を終えた紗季と蒼紫は、立ち上がり斎藤と共に最終決戦へ向かった
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舞(プロフ) - 続き更新お願いします！ (4月8日 15時) (
レス) @page29 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
和南(プロフ) - 最初の序章のところでお庭晩秋ではなく御庭番衆では？ (10月13日 21時) (レス) id: 8738161eae (このIDを非表示/違反報告)
�盒恐衞� - 面白かった！続きが見たいな〜 (2021年5月31日 17時) (レス) id: 2ec3003677 (このIDを非表示/違反報告)
黒の組織LOVE(プロフ) - Raiさん» すみません、修正します (2020年8月30日 1時) (レス) id: de7d22e526 (このIDを非表示/違反報告)
Rai - 黒の組織LOVEさん» 後よくアニメで見ましたが京都編では志紫雄真実じゃなく志々雄 真実だと思います間違ったらすみません。 (2020年8月30日 0時) (レス) id: 882913bd82 (このIDを非表示/違反報告)
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