３ 旅立ち ページ4
村人「大和の戦に敗れこの地に潜んでから五百有余年 今や大和の力は萎え将軍どもの牙も折れたと聞く だが我が一族の血もまた萎えた この時に村の長となるべき若者が西へ旅立つのは定めかもしれぬ」
ｱｼﾀｶは、纏めていた髪を切り頭を下げた
ヒイ「掟に従って見送らぬ、健やかにあれ」
ｱｼﾀｶは、ﾔｯｸﾙを連れ村を出ることになった
カヤ「兄さま」
ｱｼﾀｶ「カヤ…見送りは禁じられているのに」
カヤ「お仕置きは、受けます どうかコレを私の代わりにお供させてください」
ｱｼﾀｶ「大切な玉の小刀じゃないか」
カヤ「お守りするよう息を吹き込めました いつもいつもカヤは、兄様を思っています きっときっと……」
ｱｼﾀｶ「私もだいつもカヤを思うよ」
ヤックルは、ｱｼﾀｶを乗せて駆け出した
村を出たｱｼﾀｶは、森や山や川を越えて西へ進む
人里に降りると戦だった
ｱｼﾀｶ「戦………」
侍「野郎兜首だぁ！」
侍「勝負 勝負！！」
ｱｼﾀｶ「…………」
戦いを好まないｱｼﾀｶは、その場を走り抜けようとした
その先に侍たちに追われる民を守るため矢を構えた
女民 「キャアッ」
侍「ふんっ！」
ｱｼﾀｶ「やめろー！うっ！」
呪いを受けた右腕の痣が膨らみ暴れる
その痛みに耐えてｱｼﾀｶは、矢を放ち侍の腕ごと刀を気に射した
そこを通り抜けたｱｼﾀｶ
ｱｼﾀｶ「なんだこの腕は」
侍「逃さぬぞ見参！！」
ｱｼﾀｶ「押し通る邪魔するな！」
ｱｼﾀｶは、侍の矢を避けて矢を放ち侍の首を跳ねて去った
侍「鬼だ……」
ｱｼﾀｶ「……………」
ｱｼﾀｶは、山からでる湧き水で腕に水を当てる
ｱｼﾀｶ「痣が濃くなっている……」
次の村で米を買うことにしたｱｼﾀｶ
ジコ坊「フン なんとも白湯みたいな飯だ……いたいた」
ｱｼﾀｶ「………これでよいか」
商女「？なんだいこりゃお銭じゃないじゃないかお銭がないなら米を返しな」
ジコ坊「待て待て 拙僧が見てやろう………ん……？おっ！これは女、砂金の大粒だぞ」
村人「砂金だって！？」
ジコ坊「そうだ、ゼニが良いならワシが払おうコレを譲ってくれ 皆の衆この辺りに両替屋はおらんかの？ ア？おらんか 拙僧が見るところ米1俵か……いや３俵か……あ！ちょっと待ちなさい」
商女「返しとくれあたしんのだから」
ジコ坊「おーい そう急がれるな いやー礼などと申す気はない 礼を言いたいのは拙僧の方でな田舎侍の小競りに巻き込まれたおりそなたのお陰で助かったのだ」
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k 靭瀏 - 素晴らしい話ですね！とても面白いです。続きを待ってます！ (2021年8月27日 1時) (
レス) id: de4b4de96b (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです！ (2021年8月14日 13時) (レス) id: 3ee3a5f1c6 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - おもしろい...頑張ってください！ (2021年8月14日 5時) (レス) id: 2fa8042a76 (このIDを非表示/違反報告)
mito - すごく楽しくて吸い込まれるような感覚になります。更新頑張ってください！ (2021年8月14日 0時) (レス) id: 121f4f7b22 (このIDを非表示/違反報告)
かむり��(プロフ) - 一話一話が面白いので、いつもワクワクしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 54a03665cc (このIDを非表示/違反報告)
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