13 森と人間 ページ14
モロの言葉にｱｼﾀｶは、穴に戻った
サン「歩けたか？」
ｱｼﾀｶ「ありがとう サンとシシ神様のお陰だ」
サン「……」
ｱｼﾀｶ「サン」
サン「？」
ｱｼﾀｶ「シシ神の娘のことを教えてくれないか」
サン「サキ？………私と同じ」
ｱｼﾀｶ「！」
サン「人間がシシ神様の力から逃れようと投げた赤子がサキだって母さんに聞いた」
ｱｼﾀｶ「…………シシ神と同じ力を持っている」
サン「サキは、シシ神様の後を継ぐ………その為の力」
ｱｼﾀｶ「！！」
サン「…………」
翌日
サンたちが巣穴から出た後にｱｼﾀｶは、目を覚まして巣穴からヤックルに乗って山犬の後を追う
ｱｼﾀｶ「案内ご苦労！ ひとつ頼みがあるサンにこれを渡してくれ」
山犬「…………」
ｱｼﾀｶ「行こう」
ｱｼﾀｶは、ヤックルに乗ってタタラ場に向かった
ｱｼﾀｶに玉の小刀を託された山犬は、サンの場所へ
サン「酷い臭い 鼻がもげそう」
モロ「ただの煙じゃない 私たちの鼻を効かなくさせようとしているのさ」
サン「あの女がいる」
サキ「こっちに気付いているようだな」
モロ「見え透いた罠をはったものだ」
サン「罠？」
モロ「猪どもをいきりたたせて森から誘き出そうとしているのだよ」
サン「………」
モロ「余程の仕掛けがあるのだろう」
サン「教えなきゃ 猪たち動き始めてる 皆やられてしまう」
モロ「乙事主とてバカではない 全て分かっていても猪たちは、正面から攻撃したいのさ」
サキ「それが猪たち一族の誇りだから 最後の一頭になっても突進して踏み破るつもりなのよ」
サン「木を伐り始めた」
モロ「あれも誘いだ」
サン「母さん………私、乙事主様の眼になりに行きます あの煙に困っているはずだから」
モロ「それでいいよ…お前には、あの若者と生きる道もあるのだが」
サン「人間は、嫌い」
山犬「…………ﾊｧﾊｧ」
サン「………ｱｼﾀｶが私に？…………きれい」
モロ「お前たちは、サンとお行き 私は、サキとシシ神の側に居よう」
サキ「サン、気を付けて」
サン「母さんをお願い」
サキ「モロもこの森も守る」
サンは、ｱｼﾀｶに貰った玉の小刀を首にかけて山犬と共に乙事主の元へ向かい
サキは、モロと森の神々と共にシシ神の元へ
サキ「ｸﾛｳ、ｽﾈｲｸ、ﾛﾛ………森に住む太古の一族たちを結界の印がある場所に案内しろ」
神々「御意」
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k 靭瀏 - 素晴らしい話ですね！とても面白いです。続きを待ってます！ (2021年8月27日 1時) (
レス) id: de4b4de96b (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - 続き楽しみです！ (2021年8月14日 13時) (レス) id: 3ee3a5f1c6 (このIDを非表示/違反報告)
__ne_mU_(プロフ) - おもしろい...頑張ってください！ (2021年8月14日 5時) (レス) id: 2fa8042a76 (このIDを非表示/違反報告)
mito - すごく楽しくて吸い込まれるような感覚になります。更新頑張ってください！ (2021年8月14日 0時) (レス) id: 121f4f7b22 (このIDを非表示/違反報告)
かむり��(プロフ) - 一話一話が面白いので、いつもワクワクしてます！ (2021年4月19日 7時) (レス) id: 54a03665cc (このIDを非表示/違反報告)
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