頭文字D ～秘められし才能～ (ページ7)

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stage6 ページ7

こうして啓介さんとﾄﾞﾗｲﾌﾞの約束をした

紗季:父さん、今度の土曜私、出掛けるから
文太:あぁ
紗季:配達は、兄さんに頼んで
文太:あぁ

金曜日の配達を自分がやるからと兄と交渉した
そして、時は流れて土曜日
私は、長袖Tｼｬﾂ,ｼｮｰﾊﾟﾝにﾆｰﾊｲｿｯｸｽ運動靴という格好でｶﾞｿｽﾀへ

拓海:あれ！紗季どうした？
紗季:待ち合わせなんだ
拓海:誰かと出掛けるのか？
紗季:兄さんも知ってる人
拓海:まさか
いつき:あー！FD3S RX-7 TypeR！！
池谷:高橋啓介！！
啓介:紗季、待たせたな
紗季:いえ、今来たばかりなので
啓介:なら、行くか
紗季:はい

私と啓介さんが共に出掛けたあと

池谷:おい、お前の妹
いつき:まさか、付き合ってるのか！！
拓海:それは………ないと思います紗季は、頭脳派タイプなので
池谷:それ、啓介を馬鹿だって言ってるのか？
拓海:いや、啓介さんより涼介さん派だってことです
池谷:(汗)

啓介:何処いく？
紗季:何処でもいいですよ？
啓介:埼玉の方まで行くか？
紗季:いいですね♪

私と啓介さんは、日帰りで埼玉へ向かった

啓介:あ、これ
紗季:？
啓介:母さんが傷に塗れって
紗季:すみません………色々と
啓介:気にすることねぇよ
紗季:………
啓介:そう言えば、お前彼氏とか居ねぇのか？
紗季:居るわけないじゃないですか(汗)居たら、啓介さんや涼介さんを怖がったりしませんよ
啓介:確かに
紗季:………暴力が原因で苦手な訳じゃないんです
啓介:？
紗季:確かに大きな原因は、それですけど…………裏切られるのが嫌なんです
啓介:！
紗季:信じていた人に突然………裏切られて……
啓介:まさか、その裏切りが繋がってるのか？
紗季:………(頷く)
啓介:………大変だったな
紗季:！
啓介:他人事で悪いが………
紗季:啓介さんは、何で走り屋になったんですか？
啓介:兄貴の影響だな
紗季:涼介さん？
啓介:俺、一時期グレて暴走族だったんだ
紗季:！！！
啓介:２輪で走り屋やってたんだがある日、兄貴に四輪で走り屋を見せられたとき俺もやりたいと思ってそれからだな
紗季:凄いですね
啓介:お前は？
紗季:私は、親譲りですかね(汗)
啓介:？
紗季:うちの親、伝説の走り屋だったそうで元ﾗﾘｰ屋なんです
啓介:なに！！
紗季:だから、私も兄も13の時から無免で運転させられて(汗)
啓介:！！！
紗季:馬鹿なんでうちの一家
啓介:なるほどな
紗季:？
啓介:兄貴がお前を気に入るわけだな
紗季:え