時を越え結ばれた朱糸 【殺生丸】

三十五 ページ36

かごめ「Aは？殺生丸と何処までいってるの？」

A「りんの前で聞くな」

りん「殺生丸様は、前より凄く穏やかだよ」

A「穏やかなの？」

りん「A姉様と殺生丸様一緒にいると嬉しそうに見えます」

A「そう？」

珊瑚「まぁー、その体をじゃあね」

かごめ「確かに」

珊瑚「何をしたらそうなるのか」

A「うーん」

かごめ「でも、あの殺生丸が」

A「……………」

かごめ「………」

A「犬夜叉ってお風呂入るの？」

かごめ「たまに」

A「そうなんだ」


女性陣は、お風呂から上がって部屋へ


りん「A姉様」

A「ん？」

りん「りんと邪見様、かごめ様たちと寝ます」

A「え！」

りん「殺生丸様のことお願いします」


りんは、かごめたちの部屋へ
Aは、静かに部屋へ戻ると座って月を見ていた殺生丸の隣に座る


殺生丸「………お前は、どう思った？」

A「真の姿ですか？」

殺生丸「…………妖怪本来の俺の姿にどう思った」

A「カッコイイ………ですかね」

殺生丸「！？」

A「真の姿も仮の姿も殺生丸様は、カッコイイ………それに強いし」

殺生丸「妖怪であることは？」

A「今更？」

殺生丸「…………今まで人間を意味嫌い、半妖を嫌っていた……だが、お前やりんに会って…………分からなくなったのだ」

A「何がです？」

殺生丸「人間、半妖は、弱く醜いものだと思っていた」

A「………確かにそうかもしれませんね」

殺生丸「！」

A「人間は、感情で強くも弱くもなる……半妖も人間として妖怪としての感情があり欲望にしたがう………妖怪は、強さを選んで生きようとする…………それが命ある生物の生き方」

殺生丸「…………」

A「私、殺生丸様、犬夜叉、かごめ………それぞれ違う生き方で生きてきた………だから、殺生丸様が戸惑うのも無理はないと思います………殺生丸様が人間や半妖に納得いく考えでいいと思います」

殺生丸「…………？」

A「どうかしました？」

殺生丸「犬夜叉、何をしている」

犬夜叉「ギクッΣ」

かごめ「！！」

A「犬夜叉、かごめ！！」

犬夜叉「惚れてんならてめぇのにしろよ」

殺生丸「貴様とは、違う(睨)」

かごめ「犬夜叉には、冷たい」

A「逆に弟思いの殺生丸様、嫌だけど…………大丈夫か？犬夜叉？みたいな」

犬夜叉「気色悪いこと言ってんじゃねぇ」

A「確かに」

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