時を越え結ばれた朱糸 【殺生丸】

二十八 ページ29

犬夜叉たちが話をしている間、木の上で殺生丸の膝に座っていつも通り寝ているA
祠の様子を見ることになった為である

月が雲に隠れ暗闇が広がる時間に妖怪たちは、動き出した
Aは、沢山の血の臭いに目を覚まし殺生丸の着物を強く握る
殺生丸は、Aを片手で抱き寄せる



妖怪「強い人間の臭いがする」

妖怪「あの村からも沢山臭うぞ」

妖怪「今ある分の血を試そう」

妖怪「そうしょう」

旅人「頼む殺さないでくれ！！」

妖怪「…………」



妖怪たちは、生きた旅人を祠の前で手足を引き契ったりして血を沢山だしながら殺した
沢山の血を浴びた祠は、怪しく光 妖怪たちを大きくした
妖怪たちは、力を試そうと村へ向かった
Aは、祠を後に殺生丸と村へ
妖怪たちは、寝ている村人たちを襲う
村人たちの悲鳴に犬夜叉たちが目を覚まし妖怪退治を始めた


犬夜叉「くそっ」

弥勒「いつからこんなに」

珊瑚「Aちゃんが気になっていたのこれかな」

かごめ「分からない、私でも気付けなかった」

七宝「喋ってる場合じゃないぞ！」


犬夜叉たちが妖怪たちを退治している間にりんと邪見に忍び寄る妖怪を一本の矢が浄化させた


りん「！A姉様」

邪見「殺生丸様」

殺生丸「………」

かごめ「Aちゃん！！」


A「こいつらは、紛いの力を得ただけの妖怪だ」

犬夜叉「紛い？」

A「人間の血を浴びた祠が与えた力」

全員「！！！」

珊瑚「旅人を襲う妖怪と血を狙う妖怪が同じ」

A「そう言うこと………犬夜叉、お兄さんに守ってもらえば？」

犬夜叉「ふざけんな！！こんな雑魚に今の俺で十分だ」

A「………言っとくが紛いの力でもそこらの雑魚妖怪とは違うぞ」

妖怪「ぐぇあああああ」

犬夜叉「なっ！？死なねぇだと」

A「本体じゃないからだ」

全員「！！！」

A「本体を見つけなきゃ、終わらない」

かごめ「そんな！！」

珊瑚「四魂の欠片なの？」

A「違う………そういう能力か何かだろ………奈落絡みの」

全員「！！！」

A「りん、私から離れないで」

りん「うん」

邪見「…………」

A「……………」


Aは、微力の霊力で村人たちに決壊を張りながら本体である妖怪を探す


犬夜叉「まだか」

弥勒「こう何度も動かれますと疲れます」

珊瑚「気味が悪いよ」

かごめ「怖いわよ！！」

A「…………！まさか」

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