銀糸が導く愛歌 【名探偵コナン】

狼のマスコット ページ23

ﾊﾑｻﾝﾄﾞが来て、皆で食べた

ｺﾅﾝ:よかったの？ﾊﾑｻﾝﾄﾞ
紗季:大丈夫だよ♪１人より皆で食べた方が美味しいから
安室:それより、紗季さん
紗季:？
安室:大丈夫ですか？誰かに尾行されてるみたいですが
紗季:あー………多分、いつものことだから大丈夫
ｺﾅﾝ:紗季お姉さん、誰かに尾行されてるの？
紗季:尾行されてるのかは、わからないけど……朝から視線を感じるの
灰原:………
紗季:でも、いつものことだから大丈夫♪
光彦:紗季お姉さんは、僕たち少年探偵団がお守りします
元太/歩美:うん！
紗季:ありがとう
安室:何かあれば、僕も
紗季:ありがとうございます
安室:一応、彼にも伝えてみてわ？
紗季:いや、いいよ………あの人に相談する内容じゃないし
ｺﾅﾝ:紗季お姉さん、モテるって蘭姉ちゃんたち言ってたよね？その関係かな？
紗季:多分
灰原:………何か物がなくなったとか、ない？
紗季:え？………

荷物を確認……

紗季:あれ？
ｺﾅﾝ:何か無いの！
紗季:嘘！！！

私は、鞄を机で逆さにして全てを出した

元太:本だらけ
紗季:それは、高校の教科書と資料集だよ
灰原:何がないの？
紗季:お守り代わりのマスコット
歩美:どんな？
紗季:黒の帽子を被った狼なんだけど……頬に傷があるの
ｺﾅﾝ:大切な物？
紗季:ぅん……あの人から貰った物なの
ｺﾅﾝ:何処まで合ったのか覚えてる？
紗季:最後に見たのは、今日の体育の授業で着替えた時
ｺﾅﾝ:その時に落としたとか
紗季:落とさないよ！！大切なものだもん
ｺﾅﾝ:！
紗季:あ、ごめん………どうしよう
安室:もし落としたとかでは、ないなら
光彦:紗季お姉さんを尾行してるその人が持っている
紗季:！
安室:今日は、僕が家まで送りますよ
紗季:え
安室:貴女１人、帰して何かあったら彼が怒りますから
紗季:！………お願いします

と安室さんは、シフトが終わったのかｴﾌﾟﾛﾝを脱いで車を取りに向かった

紗季:皆も危ないから気を付けて帰るんだよ？
光彦:大丈夫です
元太:紗季姉ちゃんの方が狙われやすいぞ
歩美:安室さんが着いてるから大丈夫だよ
紗季:ありがとう、またお茶しようね

と小学生たちを見送ってから安室さんの車に乗って自宅へ

紗季:………(溜息)
安室:そんなに大切なマスコットなんですか？
紗季:四年前にジンと出会って、彼が付きっきりで看病してくれたときにお守りってくれたの……
安室:そうだったんですか

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