銀糸が導く愛歌 【名探偵コナン】

香水 ページ13

紗季:…………！

私は、2分くらいジンの香水を見たまま呆然と立ち尽くしてお風呂が沸いた音と共に我に戻り、お風呂に入る

紗季:…………【どんな香りなのかな】いつも香ってくるのと想像が違うような………うーん

私は、生まれつき嗅覚と視力が普通の人より優れていて記憶力も人の何倍も優れて居るため、香りが強いものなどを嗅ぐと気分が悪くなることが多い……だが

紗季:高価な香りは、やっぱり強くないんだろうな………うーん

お風呂に入り、髪などを洗いながらジンの香水がどんなものなのかジンがどうやって香水を付けてるのか気になって仕方がない

紗季:……

お風呂から上がり着替えてから、髪を乾かした

ジン:人の香水、見すぎだろ……そんな珍しくもねぇ
紗季:まぁ………そうなんだけど

ジンが風呂に入ると言って、脱衣所から追い出された私は、ﾘﾋﾞﾝｸﾞでのんびりすることに
一時間ぐらいしてｳﾄｳﾄしていたら、後ろから抱き寄せられた

紗季:！！！？
ジン:頭、机にぶつけるぞ
紗季:え！
ジン:……
紗季:ちょっ！！ジン近いから！！！

急に抱き寄せられ、自分の体に私の顔を着けるように抱き込まれた私は、ジンの体からｼｬﾝﾌﾟｰやﾎﾞﾃﾞｨｿｰﾌﾟとは、別の香りに気が付く

紗季:付けてくれたの？
ジン:香りが気になって仕方がなくて起きてたんだろ？
紗季:！！//////
ジン:気に入ったか？
紗季:………いつも付けてる？
ジン:いや、ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄの香水だ
紗季:………え
ジン:言っただろ？隠れ家として使うと
紗季:！！
ジン:知ってるか？独り暮らしの女の部屋に男物置いとくと不法侵入されにくくなるの
紗季:！……まさか
ジン:少しは、不安が和らぐだろ？お前は、誰よりも優れた能力と………高校生とは思えない素材の持ち主だからな……危険から免れようもいつ巻き込まれるかわからねぇし
紗季:……………

ジンは、不法侵入などの身の危険を気にしての行動であることに気付いて、そのまま眠りに落とされた


ジン:………軽っ

寝落ちした私を横抱きにしたジンは、そのまま寝室へ運びダウンした

翌日

紗季:ん〜………重い

体に掛かる重さに目を覚ました私は、その実態に直ぐに気付いた

紗季:寒いのかこの人………

女子かと言いたいくらい背筋を丸めて、私にのし掛かっている

紗季:流石、ｷﾝｸﾞｻｲｽﾞのﾍﾞｯﾄ………190cmあるジンが丸まっても余裕の広さ

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