黒に導かれた運命[2]second 【名探偵コナン】

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場所を変えたら

ﾏﾃｨｰﾆ:え…………此処
ジン:俺の家だ
ﾏﾃｨｰﾆ:なんで！？
ジン:いつ暴れるか分からない状態で帰ってみろ……お前の猫が生け贄になる
ﾏﾃｨｰﾆ:！！
ジン:…………他の場所でもお前は、行きたくないだろ？だったら、俺の家しかねぇだろ
ﾏﾃｨｰﾆ:いや、ジンの家が壊れる
ジン:壊せるなら壊せ
ﾏﾃｨｰﾆ:…………

初めてジンの家に上がった
黒と灰色の家具で統一され、必要最低限の物しか置かれていなかった

ﾏﾃｨｰﾆ:え………ジンってそういう趣味？
ジン:はあ？
ﾏﾃｨｰﾆ:これ……………女物だよね？明らかに男が使う物じゃ
ジン:お前に遣ろうと思ってた奴だ
ﾏﾃｨｰﾆ:え
ジン:お前、色気のない物ばかりだからな
ﾏﾃｨｰﾆ:いらない
ジン:お前が受け取らねぇで誰が使うんだよ
ﾏﾃｨｰﾆ:ﾍﾞﾙﾓｯﾄ
ジン:あのババアに遣るくらいなら、初めから買わねぇよ
ﾏﾃｨｰﾆ:………仕方無いから貰ってあげるけど履かないから
ジン:……………何飲む
ﾏﾃｨｰﾆ:私が飲めるのある訳？
ジン:ｳｨｽｷｰ、ｳｫｯｶ………
ﾏﾃｨｰﾆ:…………これでいいよ
ジン:飲むのかお前
ﾏﾃｨｰﾆ:たまに

とジンが所持する酒を見て、唯一飲めるﾋﾞｰﾙを貰う

ジンは、ｳｨｽｷｰの瓶とｺｯﾌﾟを持ってｿﾌｧｰに座ったが

ﾏﾃｨｰﾆ:それ！！ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱじゃん！！ジンが使うのそれ！！！
ジン:疲れてんだ
ﾏﾃｨｰﾆ:疲れてるからって…………【確かに凶悪なジンをﾏｯｻｰｼﾞ出来る人なんて勇気あるけど……だからって】余計に疲れない？
ジン:……………
ﾏﾃｨｰﾆ:疲れるんだね
ジン:………

ジンは、ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱを離れてｿﾌｧｰに寝そべった

ﾏﾃｨｰﾆ:なに、そのﾏｯｻｰｼﾞしてほしい人みたいなさ
ジン:ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱのこと文句言ったのお前だろ
ﾏﾃｨｰﾆ:【ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱごときがジンの体を揺らすなんて許せない】………仕方無いからしてあげるよ


とジンの家に飲みに来たはずが何故かジンをﾏｯｻｰｼﾞすることになった私は、寝そべったジンの硬い肩と背中を触る

ﾏﾃｨｰﾆ:岩じゃん！！
ジン:うっせ
ﾏﾃｨｰﾆ:よく頭痛とかないね
ジン:慣れた
ﾏﾃｨｰﾆ:言いなさいよ
ジン:………

と言いながらもジンの体を懸命に解す自分が居た

ジン:お前、経験者か？
ﾏﾃｨｰﾆ:齧った程度だよ………
ジン:ふーん
ﾏﾃｨｰﾆ:何で？
ジン:いや、ﾏｯｻｰｼﾞﾁｪｱより良いからな
ﾏﾃｨｰﾆ:それは気持ちがいいってこと？

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