黒に導かれた運命[2]second 【名探偵コナン】

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会場に着き、全員揃って潜入した
広場には、沢山の人で溢れていて標的を確認するのが難しいくらいだった

ﾏﾃｨｰﾆ:って、いつの間に着替えたわけ？
ジン:てめぇが我が儘言っている間だ
ﾏﾃｨｰﾆ:………
ジン:……これ付けとけ

といつもｺｰﾄとﾀｰﾄﾙ姿のジンは、漆黒のｽｰﾂでいつもと違う香水を付けている
そのジンにｱﾒｼﾞｽﾄのﾋﾟｱｽを付けられた

ﾏﾃｨｰﾆ:何もしないから………83なんてしたこともないし
ジン:それでいい
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ:ジン、確認できたわ
ﾊﾞｰﾎﾞﾝ:今、壇上付近で秘書たちと話しています
ｳｫｯｶ:相変わらず、不気味な野郎ですぜ
ｷｬﾝﾃｨ:ヘドが出そうだよ
ｷｰﾙ:あんな人に83なんて、願い下げだわ
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ:まだ、決まった訳じゃないんだから、慎んで頂戴
ｺﾙﾝ:……
ｳｫｯｶ:兄貴、なんかいりますかい？
ジン:酒
ｳｫｯｶ:了解
ﾏﾃｨｰﾆ:お手洗い行ってくる
ジン:早めに戻れ
ﾏﾃｨｰﾆ:男じゃない

といい、近くのお手洗いで鏡を見つめる

ﾏﾃｨｰﾆ:…………所詮、私は招かれざる客……帰りたい………

と呟いてからジンの元に戻る

ジン:具合でも悪いのか
ﾏﾃｨｰﾆ:吐き気がするだけよ………ずっと前からね
ジン:………
ﾏﾃｨｰﾆ:それに、着たこともないこれのせいで内蔵が圧迫されて余計に
ジン:吐くなよ
ﾏﾃｨｰﾆ:わかってるわよ……

とｳｴｲﾀｰからｼｬﾝﾊﾟﾝを貰って、それを口に含む

ﾏﾃｨｰﾆ:……何で、私がジンのペアなの？ﾊﾞｰﾎﾞﾝが良かった
ジン:傷付きてぇなら好きにしろ
ﾏﾃｨｰﾆ:手遅れな台詞言わないで

と言って、軽めの食事を取ってﾃﾗｽで一人風に当たって食事をする

ﾍﾞﾙﾓｯﾄ:あの子のｻｲｽﾞ、よくわかったわね
ジン:脱がせりゃ、計る必要もねぇ
ﾍﾞﾙﾓｯﾄ:貴方(汗)
ﾊﾞｰﾎﾞﾝ:彼女、一人で大丈夫ですか？
ジン:知るか……勝手に動いたのはアイツだ

ﾏﾃｨｰﾆ:………
？:今晩わ、ﾏﾄﾞﾏｰｾﾞﾙ
ﾏﾃｨｰﾆ:初対面で失礼ね……まぁ、外れじゃないけど
？:これは、失礼……どうかしましたか？
ﾏﾃｨｰﾆ:いえ、少し人に酔ってしまったので、風に当たっていただけです
？:それは、大変だ私の部屋で休まれてわ？
ﾏﾃｨｰﾆ:大丈夫です……お気になさらず
？:とても無茶をしている表情だ
ﾏﾃｨｰﾆ:………

標的である大黒幹夫が声を掛けてきて、部屋で休むといいと言われた私は、乗り気ではなかったが任務の為仕方無く、そうすることにした

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