男と女のﾀﾞﾌﾞﾙｽ２【テニスの王子様】 (ページ22)

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紗季は、越前に貰った氷水で腕を冷やす

幸村「その状態じゃ、午後は無理だね」

白石「明日にしよう」

跡部「午後は、皆ゆっくりすればいい」

午後は、各自ゆっくりすることになり仲のいいグループで散らばった
紗季は、自然公園の方へ歩いていくのを手塚は見守っていたが

不二「追い掛けないの？」

手塚「！！」

大石「一人にすると危ないと思うけど？」

菊丸「またトラブルに巻き込まれるにゃ」

乾「その確率90%」

手塚は、青学３年に推されて紗季を追い掛ける

遠山「あ！紗季一人や！？」

海堂「フシュー」

桃城「邪魔したらいけねーないけねーぜ」

遠山が紗季を追い掛けようとしていたが青学２年が止めた
紗季は、自然公園のベンチに座って腕を冷やしていたがその背後から近寄る男の手を手塚が止めた

手塚「後輩に何かようですか？」

紗季「ΣΣΣ部長！？」

男「何でもねぇよ！！」

男は、そのまま走り去った

手塚「…………一人で行動するなと言っているだろ」

紗季「すみません…………」

手塚「肘が痛むのか？」

紗季「試合の後半から痛みに気づいたんです………」

手塚「………俺のようになるな」

紗季「！……………」

手塚「俺の真似をするなとは言わないが………怪我だけはするな」

紗季「！」

手塚は、紗季の痛めた肘に包帯を巻いて氷水で冷やす

紗季「リハビリになると大変ですか？」

手塚「制限されるからな」

紗季「…………そうですよね」

手塚「……………」

紗季「……………」

手塚「燭台のお陰で俺が克服するべき点が分かった」

紗季「え？」

手塚「俺が苦手とする場所に打っていた……無意識かもしれないが」

紗季「…………」

手塚と紗季の二人の雰囲気を見守る影がいくつもあった

桃城「いい感じじゃねーか」

越前「…………」

海堂「勝ち目はねぇぞ……越前」

越前「！！？」

大石「不二も諦めたらどうだ？」

菊丸「あの感じだと手塚も紗季も気があるにゃ」

不二「まだ、諦めないよ僕」

乾「紗季は、見るからに一途なタイプだと思うが」

不二「まだ紗季ちゃんが手塚のものになった訳じゃないから」

不二は、その場から去った

大石「不二も紗季と仲良かったから」

菊丸「手塚ともライバル関係だったからにゃ」

紗季「スポーツショップに行きたいんですけどいいですか？」

手塚「何か買うのか？」

紗季「グリップを変えないといけないので」

手塚「そうか」