へべれけやろーは寝ろ！ 桃赤 ページ16
桃side
酔っ払いってめんどくさい。
桃「しげー帰るで」
赤「んーーーーこたひぃ、…」
桃「んもー、立てる？」
赤「たてないたてないたてなーーい！！！うへへ、」
桃「置いて帰るで」
赤「…ほんまにたてへんもん、」
桃「…はぁ、ほら。」
と、しげに手を差し出す
今日も見事にメンバーの飲み会で酔っ払ったやつを
お持ち帰りコース
どんだけやねん。
財布から札を何枚か取り出して机に置く
桃「じゃ、ばいばい」
黄「あ、また明日な」
赤「じゅーんた、またね」
黄「はいはい、またね」
みんなに手を振って個室を出る
ほぼみんな泥酔して手振り返してくれたのは淳太だけ。
店から出てスマホを開くともう24時を回りそうな時間
家はしげの家の方が近いし、案外ここから近いのにこの距離でタクシーはなぁ、ってことで散歩がてら歩くことにした。
スマホを閉じ半分寝かけてるしげの手を引く
桃「ん、行こ。」
赤「…ぅん、」
時間も時間なだけあって人も車も全く気配がない。
家まであと半分くらいかな
とか考えてればいきなりしゃがみだすしげ
桃「…しげ？」
しげの隣にしゃがみこんで顔を覗けば、
赤「…こたき、…おんぶ」
桃「眠いん？」
おんぶをせがんでくるしげがなんかちょっと可愛くて。
あ、あかんあかん、背中なんてさすってたらもっと眠くなるやん。
と思い背中に回してた手を離し、今にも寝そうなしげに声をかける
桃「ほら。」
赤「…こたきの背中あったかぁい、」
桃「はいはい、家まで寝てろ」
赤「…おれね、のぞむんことめっちゃ好きやよ、どんくらいやとおもう？地球くらいやとおもうやろ？でもね、うちゅうくらいだいすきやの」
桃「……、」
なんやねんこいつ。酔ったことを良いように使いやがって。いっつもこんなこと言わんくせに。
赤「のぞむが可愛いって、いってくれるのもめっちゃうれしいねん。だからもっと言ってほしくてわざとかわいいことするようになっちゃった」
桃「……おんぶとか？…まさか酔ってへんとか。」
赤「せいかい、でも酔っとるよ、すずしくてきもちぃもん。こたきのことも今めーっちゃすき」
あ、小瀧呼び戻っちゃったな。
桃「…のぞむ、やろ？」
赤「んふふ、のぞむ、のぞむ！」
桃「……寝ろやぁ」
赤「ねむいよ、でものぞむが起きてるならだいきも起きる！」
桃「なんやそれ笑」
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作者名：おわる！ | 作成日時：2023年2月4日 0時
