十二鬼月 ページ3
貴方side
一周り探索を終えたので、私は有一郎の方へ報告などをしに行く事にした。
貴「有一郎ー!私のところは手掛かりというものは無かったの。そっちはどうだった?」
聞くと、首をゆるゆると振った。あらら、無かったのかなぁ。
有「俺も手掛かりと言えるものは無かったけど...」
貴「けど?」
有「少し何かしらの気配を感じたんだ。人なのか鬼なのか分からなかったけど。」
それを聞いて口を開こうと瞬間、背後から猛烈な鬼の気配を感じた。...これは普通の鬼ではないっ!?
有「A!!」
名前を呼ばれ間一髪で鬼からの攻撃を交わすことが出来た。...集中、集中。余計なことは考えちゃダメよ、この気配はきっと...いや絶対十二鬼月。
?「あれぇ〜?避けられちゃったか。」
有一郎がその言葉を発した鬼を鋭い目つきで睨む。私も振り返り、その鬼を睨みつける。その鬼は目が虹色で髪が血を被ったような色をしていた。そして扇子を持っている。気味が悪い...。
貴「貴方、上弦の弐ね。」
私がそう言うと、ニコニコと笑顔になる上弦の弐。
童「あたり〜。やあやあ俺は上弦の弐の童磨。ふふふ、それにしても君美味しそうだね。」
私を見て舌舐めずりをする童磨。気色悪っ!!
貴「あんたに喰われる筋合いはないわ!!!!夜の呼吸 肆ノ型 朧月夜!!!!」
有「霞の呼吸 弐ノ型 八重霞!」
2人で一斉に攻撃にかかるけど、軽々と避けられてしまう。
童「おっと、危ないなぁ。やっぱり君たち柱なんだねぇ、でも俺に勝てるかな?」
童磨はそう言い扇子の持ち方を変えた。攻撃が来るのかと身構える。
童「血鬼術 粉凍り」
...これは!氷!それを見て有一郎が叫ぶ。
有「A、これを吸ったら肺が壊死するぞ!!!!」
童「ふーん、男の方は勘が鋭いようだねぇ。まぁ、遊び甲斐があるね。」
そう言ってニヤァとし、扇子で攻撃をしてくる。...やばいっ!!攻撃が速すぎて読めない。
なんとか跳んで避けてるけれど、これが精一杯。油断すれば、きっと一溜りもないはず。
貴「夜の呼吸 弐ノ型 流星群!!!」
!腕に当たった!!
童「やるねぇ。俺も本気出しちゃおっかな。」
童「血鬼術 蓮葉氷」
やばい!当たる!!
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☆カペラ★ - ハピカさん» あざす! (2021年2月2日 22時) (レス) id: 4f4819643c (このIDを非表示/違反報告)
ハピカ - 有一郎が尊すぎるんだが。カペラ続編おめでとうー!! (2021年2月2日 18時) (レス) id: df379dee82 (このIDを非表示/違反報告)
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