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「…まじ可愛い、」
「また言ってる」
5月の蒸し暑い体育館。
女子はバレーで、男子はバスケ。
ステージの上に座って、順番待ちという名のサボりをしながら女子ゾーンを見る。
一生懸命ボールを返すAは、可愛いという言葉が世界一よく似合う。
「そんなに好きなのになんで告らないの？」
「無理じゃね、告るとか。何年一緒だと思ってんの、幼馴染にしか見られてねぇよ」
「男らしくないなあ…」
隣でバスケットボールをクルクル弄りながら半分呆れてるのははしもっちゃん。
俺の良き友達だ。
「あのねぇ、モタモタしてる内に高3だよ？アオハル出来ないまま高校生終わるよ？」
「別にいいんだけど」
「瑞稀はよくてもAちゃんはよくないの！華の女子高生を彼氏出来ないまま終わって枯れてくなんて可哀想すぎでしょ」
「アイツに彼氏とかいらねぇから」
「あー出た出たそれ。Aちゃん可愛いのに、瑞稀のせいで彼氏出来ないとか…ほんっと可哀想」
「何で俺のせいなの」
「瑞稀が牽制しまくってること知ってますから。てか男子の中では有名ですから！」
「Aの可愛さは俺だけが知ってれば十分」
「……拗らせてんねぇ、」
1年、2年と共に過ごしてきた同級生達の中で、可愛いAがモテないわけはない。
派手じゃないから目立たないと思ったのに、やっぱりAの可愛さは異常だ。
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駆凪 - すごく面白いです！！頑張ってください。 (2022年8月17日 0時) (
レス) @page50 id: a1142e8383 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 瑞 彩 * ((( 低浮上さん» ありがとうございます！ (2019年12月10日 21時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
瑞 彩 * ((( 低浮上 - 面白いです(^_^) (2019年12月10日 18時) (レス) id: 139e318ce4 (このIDを非表示/違反報告)
まれぴゅま(プロフ) - 黒髪少女さん» ありがとうございます(^^) (2019年11月25日 18時) (レス) id: 4d2e6b700d (このIDを非表示/違反報告)
黒髪少女 - カウントダウンで、なんでも口を割ってしまうとかいい！最高！！ (2019年11月25日 17時) (レス) id: 895c331d9a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まれぴゅま
| 作成日時：2019年11月13日 20時
